村上さんの会見を観て(その2)

昨日の日記で書き忘れたことが一つあったので、追記します。

  • 米国の大学財団は一生懸命儲けて、儲けたお金で無料で海外からの留学生を入学させている。もっと日本の大学ががんばるようなシステムにならなかったのかなと、日本の大学に声を掛けていた。

このこともテレビでもブログでもほとんど書かれていませんが、アメリカの大学は知恵を絞って資産を運用して海外の優秀な人材を集めているんですね。「アメリカの大学は積極的に優秀な人材を海外から集めている。」と聞けば、そうなんだ、と思うかも知れないが、その費用を村上ファンドの様な組織に依頼しているというのが、意外だった。ふと、マザーテレサの話を思い出してしまった。共通点はどちらも「社会のため」のお金集めに知恵を絞っているということ。たぶん、こういうことは日本では行われないし下手に目立つと批判されてしまうんだと思う。「お金儲けは悪いこと」という風潮があるから。だから、日本の大学もアメリカの大学のようなことはしないし、もし、「海外の留学生を無償で入学」なんて話が出れば、国の援助を要求するのだろう。


なお、村上さんの会見での大学の話を書いているブログを1つ見つけたのでリンクしておきます。

村上世彰氏会見 (第3回)お金の意味

米国の大学や研究機関は資産運用することによって、設備投資をしたり、奨学金を出したりして世界中から優秀な人材を集めているという。村上世彰(よしあき)氏は日本がそういうことをしないのが「悔しい」という。最近は日本の学校法人などにも声をかけていたらしい。米国の大学に籍を置いた経験がある私は、常日頃、日本との環境の差を痛感していただけに、妙に考えさせられた。

残念ながら私は海外の大学に籍を置いた経験はないので、痛感するほど違うという日本と米国の大学環境の差がどの程度のものなのか教えて欲しいと思う。やっぱり、米国の方が環境は良いのでしょうね。

おまけ

YouTubeにワイドショーで放送した思われるビデオクリップがアップされていました。ただ、1時間以上あった会見が5分程度にカットされてしまっていて(たぶんテレビ局に都合の良いように)、上記の話もカットされているので、Gyaoで観ることをお奨めします。