Wiiで面白かったゲーム 2009

昨年の12月に2チャンネルの「Wiiに面白いゲームがない」というコメントを読んで「Wiiで面白かったゲーム」というエントリを書きましたが、今年も同じようなエントリを書いてみることにしました。
ランキングの順位は完全に私の独断と偏見なので他の人にとっても面白いかどうかは保証できません。しかし、嘘/偽りがないことは保証できます。
※タイトルの数字は順位。括弧内は昨年の順位。


1(−).罪と罰 宇宙の後継者

罪と罰 宇宙の後継者 - Wii

罪と罰 宇宙の後継者 - Wii

2ちゃんねるで前作「罪と罰 宇宙地球の後継者」のファンによる書き込みが多かったので気になっていたタイトルです。実際に遊んでみた感じは、スペースハリアーの進化版という説明が一番合っていると思います。めまぐるしく動き回る背景、自由な照準、複数の武器の使い分け、ミサイルの跳ね返し、バラエティー豊かな(豊かすぎる?)ボスたち。まさに3Dシューティングの傑作と呼べるのではないでしょうか。
シューティングゲームが得意じゃない自分でも攻略サイトを見ながらであれば、なんとかエンディングまで辿りつけますし、うまい人はスコアアタック上位を目指せます。とにかく遊んでいて楽しいです。


2(2).428

ゲームブックという選択肢を選びながら読む本が好きだった自分が、出会うべくして出会ったゲームが428だったと思います。以前に「弟切草」は好きだけど「かまいたちの夜」は嫌いと書いたのですが、そのことについてカイ士伝さんが同じように思ったと書かれています。自分の場合も「かまいたちの夜」が嫌いだった理由は真・エンディングが1つしかないことでした。同時にバッドエンディングがプレイヤーにとってペナルティでしかなかったのも理由の一つだと思います。その点、428はバッドエンディング含めてプレイヤーが楽しめるように作られているので、真・エンディングやおまけのコンテンツも退屈することはありませんでした。今はPSPPS3版も発売されているので、できるだけ多くの人がこのタイトルを遊んで欲しいと思います。


3(−).戦国無双

戦国無双3(通常版) - Wii

戦国無双3(通常版) - Wii

今まで無双シリーズを遊んだことがなく、さらにコーエーは亜種含めて無双シリーズを乱発している状況があったので、かなり不安だったのですが、実際に遊んでみると心配は杞憂にすぎないことが分かりました。かなり面白いです。無双シリーズと言えば三國無双が有名ですが、「信長の野望」での経験が活かされていると思われる本編のシナリオは2ちゃんねるの書き込みを読んでもかなり評判いいです。自分も信長をクリアし毛利元就をプレー中ですが、「Wiiだからこんなものでいいだろう」とか「こんなのができちゃいました」的なものは一切感じませんでした。まさに「コーエーの本気」が見られます。当初、戦闘シーンが短調にならないか心配していたのですが、様々なイベントが発生し続けるため、単にボタンを連打するだけにならないようによく配慮されています。戦国無双の旧タイトルは遊んだことがないので従来ファンがどう思うかは分かりませんが、初めて無双シリーズを遊ぶ人は十分楽しめると思います。


4(8).FOREVER BLUE 海の呼び声 / FOREVER BLUE

フォーエバーブルー海の呼び声 - Wii

フォーエバーブルー海の呼び声 - Wii

前作「FOREVER BLUE」のバージョンアップ版です。バージョンアップと言ってもリアルな海底探検を楽しむというコンセプトが同じなだけで、シナリオや表現、ゲーム性が大幅に強化されています。なので、初めてFOREVER BLUEを遊ぶ人は「FOREVER BLUE 海の呼び声」だけで十分ですし、前作を遊んだことのある人も本作を楽しめると思います。
前作との大きな違いはシナリオ含めたゲーム性がかなり追加されています。前作は米国でも発売されており、Amazonを見る限りかなり評判が良かったのですが、「人食いザメに触れるのはおかしい」、「子供たちに誤解を与える」という批判がありました。(参照)この批判の影響があったのかどうかは分かりませんが、本作ではサメや毒のある魚など危険のあるに生物に襲われたり触れたりするとダメージを受けるようになっています。
なお、VGChartzによると前作の売上は日本9万本、米国43万本、その他:44万本でした。海外ではまだ本作は発売されていないので、年末にさらに海外で前作が売れそうです。


5(−).Wii Fit Plus/ Wii Fit

Wiiフィット プラス (ソフト単品)

Wiiフィット プラス (ソフト単品)

私がWiiFitに期待していたのは、測定するだけで記録/グラフ化してくれる体重計だったのですが、Wii Fit Plusで状況が変わりました。ゲームとしても十分面白いです。特に面白かったのはサイクリングとパタパタ飛行、アスレチックです。
サイクリングはWiiリモコンを自転車のハンドルのように持ち、バランスWiiボードの上で足踏することで、ウーフーアイランドを自転車で走り回るゲームですが、これが面白いんです。ネットの情報を集めて最終ステージの攻略地図を作ったところ、検索サイトからのアクセスが1日に数十回ある本ブログの人気エントリになりました。
また、パタパタ飛行はバランスWiiボードの上で両腕を鳥のように羽ばたかせてゲーム内の鳥(ニワトリ?)をゴールまで飛ばすゲームです。足は動かしません。腕の動かし方は、大きく動かす方法と小刻みに動かす方法の2通りで微調整が可能になるのですが、本当に腕の動きと同期してゲーム内の鳥が飛ぶ様子はちょっと感動ものでした。
アスレチックはWii Fit版のファミリートレーナーです。以下の動画を見てもらえばどういうゲームかはすぐわかると思います。


6(−).Wii Sports Resort

Wiiスポーツ リゾート (「Wiiモーションプラス (シロ) 」1個同梱)

Wiiスポーツ リゾート (「Wiiモーションプラス (シロ) 」1個同梱)

ひとりでも面白いし、みんなで遊べばなお楽しいというパーティーゲームの定番です。一人用ではピンポンが面白かったです。ピンポンの超えられない壁としてルシーアというキャラクタがいるのですが、リセットを駆使してなんとか倒しましたが、それ以降、まったく勝てなくなってしまいました。あと、遊覧飛行も全ミッションをクリアしました。


7(7).Wii Sports

Wii Sports

Wii Sports

今更説明は不要と思いますが、久しぶりにやると止め時が分からなくなるゲームです。Wii Fit Plusがあれば、Wii Sportsはいらないと思うかもしれませんが、Wii Sportならではの面白さがあるのでぜひこちらも買うことをオススメします。個人的にはテニスが気に入っています。



8(−).New スーパーマリオブラザーズ Wii

New スーパーマリオブラザーズ Wii (通常版)

New スーパーマリオブラザーズ Wii (通常版)

世界1,000万本の出荷を期待されている超々大型タイトルです。そして、一人でもみんなでも、さらに周りでみている人たちも面白いという、「取り巻く人々を笑顔にするマシン」というWiiの目標を地でいく任天堂の戦略タイトルと考えられます。
私は初期のスーマリファミコン版のマリオブラザーズも)しか遊んだことがなかったので、マリオがしゃべったりヨッシーが登場することでも新鮮だったのですが、今回はさらに様々な要素が詰め込まれています。地味な改善として壁キックはいいと思います。あとは動画サイトの映像をみる限り、3〜4人だとまったく別次元のゲームになってしまうようです。ひとりの方が効率はいいのですが、複数プレイだと楽しさ10倍みたいな。本作はヘタクソでも、なんとかエンディングにはたどり着ける仕様に成っているようなので、もしかしたらマリオで初エンディングが見られるかもしれません。


9(3).みんなで投票チャンネルWiiチャンネル

日本国内または世界中で簡単なアンケートに回答して、その集計結果を表示するソフトです。個人的には世界アンケートが面白いです。ゲームとは違うのですが、Wii時からずっと楽しんでいます。面白いと思ったアンケート結果は"Wii投票"タグでエントリを書いているので、興味のある人は見てみてください。


10(6).FFCC小さな王様と約束の国Wiiウェア

FFCCはFF本編の派生シリーズです。そして、この「小さな王様と約束の国」はFFCCの中でも特に異質なゲームです。簡単に言うと、FF世界観でシムシティの仕組みを導入したようなゲームになります。プレイヤーは戦闘に参加せずに「王国づくり」を目指します。敵もいますがそれらを倒すのは冒険者に依頼することで実現します。また、冒険者は戦闘を重ねることで、どんどんレベルを上げることができます。たぶん、好きな人は止め時を失うほどハマれると思います。


11(4).スカイ・クロラ イノセン・テイセス

スカイ・クロラ イノセン・テイセス - Wii
Wiiのヌンチャクを操縦桿にみたてて、ドッグファイトを体験できるゲームです。制作チームはエースコンバットと同じだそうで、ゲームのテンポも演出もうまいです。スカイ・クロラは映画も小説も読んだことがないのですが、特にゲーム上は支障ありませんでした。エースコンバットのようなロックオン型ではなく、機関銃によるドッグファイトがやりたい人向けです。

12(1).オーバーターン

昨年は1位にしていたのですが、気がついたら10位圏内からも外れてしまいました。今年は米国でもソフトがリリースされ、日本/米国ユーザー入り乱れてのバトルロイヤルが実現できたのですが、いかんせん、集まりがイマイチ悪くなかなかゲーム開始まで時間がかかるのが難点です。罪と罰レベルの品質で同様のゲームが出てくれればオモシロイと思うのですが。


13(5).ブームブロックス

ブーム ブロックス - Wii
スティーブン・スピルバーグとEAが贈るアクションパズル」とパッケージに書いてありますが、たぶん、日本ではほとんど売れなかったと思います。私もまったく買う気はなかったのですが、忍之閻魔帳さんがあまりにも絶賛しているので買ってみたら、パッケージの見た目とはかけ離れた内容で驚かされました。これはもう少し宣伝やパッケージをどうにかならなかったんだろうかと、首をかしげてしまいます。
もともとパズルゲーム(頭を使うゲーム)は余り好きではないのですが、これは例外になりました。絵柄の違和感さえ許容できれば、大人から子供まで老若男女誰もが楽しめる良質のゲームなので、機会があれば遊んで欲しいと思います。

14(−).Wiiであそぶピクミン

Wiiであそぶ ピクミン2
ダウンタウン松本人志さんが絶賛していたゲームです。あとは「引っこ抜かれて、あなただけについて行く〜」という「愛のうた」が全国的に流れていたので、多く人が聞いたことがあると思います。

16(−).Wiiの間Wiiウェア

Wiiによる動画配信サービスです。このサービス開始当時の岩田さんのコメント「世界の真実を〜」にはちょっと驚かされました。
なお、サービス開始当初はほとんどコンテンツがなかったのですが、少しずつ増えていっており今ではそれなりの数なっていると思います。ただ、個人的に観ているコンテンツは次の3つだけです。

  • 修理、魅せます(ハズレなし)
  • 動物たち(それなり)
  • 未来は今(いいのは良いが、ダメなのはどうしようもない)

また、以前、2ちゃんねるのスレを引用してエントリを書いたとき「おじいちゃんのMiiWiiの中で生き続けてる」というコメントがTumblr(タンブラー)経由で話題になっていました。

17(−).モンスターハンター

モンスターハンター3(トライ)(通常版) 特典 モンスターヘッドフィギュア付き - Wii
当初PS3向けと発表されていましたが、Wii向けに変更なり話題になったタイトルです。大型タイトルで初めてWii向けに本編の続編が登場するという意味でもインパクトが大きかったと思います。
大きな変更点としては、海中の追加や新モンスターの追加がありましたが、基本的なスタイルは従来のモンハンと同じなので、従来ユーザーもそれほど違和感なく遊べたと思います。
クラコンPro付きの製品のAmazon価格が3,611円(定価: 7,340円)とかなりお得な価格で買えそうです。


18(−).FFCCクリスタルベアラー

ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル クリスタルベアラー - Wii - PS3
ひじょうに残念というか、もったいないタイトル。多くの良い点があるのに、マイナス部分がそれらを打ち消してしまっているように見えます。
何が良くて、何が悪いかについては以下のエントリを参照願います。他の方のレビューもいくつか読みましたが、おおよそ似た内容でした。戦闘が面白かったと書かれている方もいましたので、好みで分かれるかもしれません。

19(−).大神

多くのゲーム関連の賞を受賞したタイトルだったので、かなり期待して買ったのですが、自分には手抜きタイトルにしか見えず、一気に興冷めしてしまいました。シナリオやシステム、演出、数々のアイデアが良いことは伝わってくるのですが、常に手抜き感が伝わってきて不満が積み重なってしまいます。残念です。

Q.画面がぼやけて見える

A.本ソフトの画面では、演出のため、ぼかした画面になるような手法を施しております。こちらは本ソフトの仕様となっておりますので、ご了承ください。

http://www.capcom.co.jp/support/faq/platform_wii_o-kami_013341.html

20(−).マッスル行進曲Wiiウェア

もとはアーケードゲームだったようです。やり込むようなゲームではありませんが、そんなに高くもないのでネタで買って見る価値は十分あると思います。
難点はWiiリモコンとヌンチャクの誤動作ですが、これはどうしようもなかったんでしょうね。


備考

ニンテンドーチャンネルでこれまでWiiで遊んたソフトのタイトル一覧を見ることができるのですが、100件以上ありました。無料のチャンネルソフトやヴァーチャルコンソールも含んでいますが、我ながらよくそんなに買ったものだとちょっと唖然としました。