ゲーム業界に見るイノベーションのジレンマ


Life is beautiful−ゲーム業界のジレンマ


当時としては画期的な製品であったプレイステーションが3世代目で開発とそのコストに苦しんでいるというのは、将にイノベーションのジレンマだと思います。


Life is beautiful−図解、イノベーションのジレンマ


ウィキペディア(Wikipedia)−久夛良木健

ソニー社内では、独自の家庭用ゲーム機の開発、販売に否定的な意見がほとんどであったが、当時ソニーの社長であった大賀典雄を説得し、SCEの設立。プレイステーションの発売を実現した。その後のプレイステーション2などと併せて、ゲーム業界において記録的な大成功を収めた。


プレイステーション開発秘話

丸山:それがパーになってしまって、それで「ソニー独自でやるべきだ」と考えたのが、私と久夛良木の二人だけなんですね。ところが久夛良木は当時課長ですから、上には部長や事業部長がいて、大賀社長と直接話が出来ないわけです。でも私はSME(ソニー・ミュージックエンタテインメント:'91年4月社名変更)から話せる立場だったじゃないですか? ですから久夛良木は私を使って大賀さんに言いつけるわけです(笑)。

−−なるほど…。ということは丸山さんがいらっしゃらなかったら、プレイステーションは誕生していなかったということですね。

丸山:それは絶対に生まれていませんよね。私が政治的な動きをしたのはその時だけです。その時は足を引っ張る人がたくさんいたんです。

−−大賀さんはすぐには賛成してくれなかったんですか?

丸山:内心は賛成してくれていたのかもしれませんが、反対する人がたくさんソニーの中にいましたからね。

−−反対する理由はなんだったのですか?

丸山:当時は任天堂全盛期じゃないですか? 簡単に言うとソニーが負けていい相手は、悔しいけど松下だけなんですよ。

−−つまりプライドの問題だったんですね。

丸山:そう、プライドの問題。任天堂などという京都の花札屋に万が一負けたらどうするんだ! ということですよ。おかしな話ですよね(笑)。

PSは久多良木氏が社内の反対を裏技(課長だった久多良木氏が社長に直訴)を使って開発している。
SONYとしてはあり得ないこと、つまり奇跡によって誕生したのがPSだったのでしょうね。
そして、次世代機のPS2でほぼ一人勝ちするまになったのに、PS3イノベーションのジレンマに直面してしまう。
3Dを家庭用ゲーム機で採用したり、大容量メディアであるCD-ROMを採用するなどの高性能・大容量化によるPSの成功体験をそのままPS3でも踏襲しようとしていることがジレンマになっている。
今回は以前の久多良木氏のように社内の反対を押し切って、社長に直訴するような人は現れなかったんでしょうね。


任天堂 岩田社長の基調公 〜ゲーム産業に今、何が必要か〜


昨年9月の任天堂の講演だそうですが、今回初めて見ました。
48分と結構長いのですが、飽きずに最後まで見られました。
最初は、「成功してるのは携帯型だけだろ。据え置きはどうするんだよ。」
と高をくくっていたのですが、レボリューションのイメージ映像を見たら、
単純にやってみたくなりました。
レボリューションのコンセプトは「体感ゲーム」ということでしょうか。


実際、どんなゲームができるのかは分かりませんが、こんなRPGをどこかが作りそうな気がします。
amazonのレビューを見てたら、本当に楽しそうで思わず欲しくなっちゃいました。
来年以降は、案外、体感ゲームが主流になるかもしれません。


気になるe-Toy遊んでレポート−剣神ドラゴンクエスト


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