「ニート」を恐れる理由

なぜそこまで「ニート」を恐れる?

むしろこれくらいあたりまえじゃないの? 仮に彼らが働いていたとしてもほとんどは平均以下の労働条件になることは明白であり、とすればこの85万人がもたらしたはずの税収なんて高が知れている。村上ファンド海外移転したことの影響の方が大きいんじゃないの? あるいは消費税の輸出戻し税トヨタがもうけた金額の方が、この85万人がもし働いていれば納めたであろう所得税よりはるかに大きいでしょ? ひょっとして当事者の方には不愉快に思われるかもしれない表現をあえて用いるが、大勢に影響があるとは思えない規模の集団のことをなんでそこまで敵視するわけ? しかも与党と野党第一党が歩調を揃えてまで。

なぜ、ニートを恐れるか?
案外、これが理由なのかも。

反社会学講座 第7回 続・日本人は勤勉ではない 本当に新しい歴史教科書2

アメリカの白人は、この問題を解決するために、アフリカから黒人を連れてきて奴隷として働かせるという荒技を考えました。しかし残念ながら明治時代、すでにアメリカでも奴隷は解放されていました。がっかりした明治政府は、日本人を奴隷化することにしたのです。それがつまり、教育です。こどもの頃から、勤勉さこそが美徳であると、叩きこむようになったのです。

 これはわりと簡単なことでした。すでに日本人には、金に執着しないのが美徳だ、との考えが浸透していました。なにしろ「宵越しの金は持たねえ」が江戸っ子の心意気だったのですから。あとは、労働の素晴らしささえ刷りこめば、低賃金重労働を尊ぶ理想的単純労働者の出来上がりです。

江戸時代まではのんびり生活していた日本人が、明治時代に労働力確保のために明治政府によって「理想的単純労働者」に洗脳されたという話です。
よく聞く言葉である「働かざる者食うべからず」もこのころに導入されたそうで、原典は聖書だそうです。
未だにこの洗脳の解けない人達からすれば、「働こうとしない人」というのは自分の価値観の根底を揺るがすあってはならないことなのでしょう。
だから、理屈にならない理由を並べて「働け〜働け〜」と連呼、大合唱するのかも。