今度は二罰百戒だそうだ

今日のサンデープロジェクトで、永沢弁護士さんがホリエモンと村上さんのことを受けて言われた言葉が「二罰百戒」です。


livedoor ニュース - 村上はんサイナラ〜…虎党バンザ〜イ!「天罰や」

 阪急ホールディングスによる阪神電鉄株のTOBが事実上決まったことを受け、この日、地元・関西では一般紙が号外を出すほどのフィーバーぶり。甲子園球場阪神ファンも安堵(あんど)の表情を見せた。大阪府枚方市の60代男性は「星野SDのコメント通り、天罰が下ったんでしょ。お金は汗水流して稼がないと」。大阪市の医師(44)は「阪神ファンののろいが通じた」と同ファンド撤退を歓迎する声が大半を占めた。


「二罰百戒」でも「天罰」でもどちらで良いのですが、罰を与える相手を決めているのが誰なのか分かっているのでしょうか。
少なくとも神でも天でもなく、人間であることは確かでしょう。
今回の件で喜んでいる人達は、どこの誰とも知れない人間が神のような力をふるっている事実をどう受け止めているのでしょう。
今回はたまたま自分たちに都合の悪い人が犠牲になりましたが、それが自分たちに向かってこない保証があると思っているのでしょうか。
また、私は余り大阪のことは詳しくないのですが、阪急ホールディングス阪神電鉄の統合は市民にとって望ましいことなのでしょうか。


日本は本当に法治国家なのだろうかという疑問と、それらが脅かされているのに全く危機意識のないメディアの報道を見ているととても不安になります。


404 Blog Not Found−法は私を資するために存在する

法を破るという行為は、よって「株主のもの」であるはずの企業の金庫から勝手に金を持ち出すのと同じなのだ。当然他の出資者はこれを「罰する」だろう。

問題は、大多数の「株主」が特定少数の「株主」を快く思わない場合だ。この少数は排除されるべきだろうか?

ここは一見、排除するのが正しいように思われる。しかし、そうではない。それを認めると、今度は残った大多数の中の少数が排除される。そうして「大多数」はどんどん減って行き、ついには一人になってしまう。赤軍はかつてそうやって自らを「総括」し自滅していった。

だから、「会社」は「株主」が守るべき「法」を定め、「株主」がそれを遵守している限り、それを排除しないという風に法は進化して来た。およそ法治国家と呼ばれる国において、少数派の権益保護が必ず盛り込まれているのは、実は大多数を自滅から救うためなのだ。少数派を保護しない法は、よって自滅する。

(強調は引用者による)


今回の村上ファンドの報道で疑問を感じているブログを参考に記載します。

村上ファンドに司直の手が入るようだが...
村上氏摘発の「いやな感じ」:阿部重夫編集長ブログ:FACTA online
マスメディアと阪急電鉄は 証券取引法違反の現行犯。Part1