結局悪いのは誰なのか。

CONNECTプロジェクトがソニー復権の切り札にならなかったわけ

ソニーの内部関係者によると、Appleがデジタル音楽市場で急成長したため、ソニーの幹部は、Apple製品に対して嫉妬と尊敬の両方の感情を持つようになったのだが、だからといって、Microsoftのデジタル音楽テクノロジに依存することも拒んでいたという。

 このようにAppleをうらやみ、Microsoftを嫌悪していたソニーの幹部たちにとって、KinomaとHoddie氏は実に魅力的に映ったのだ。

なぜCONNECT Playerが失敗したのかの記事なのですが、このエントリを参照しているブログを見るとKinomaの最高経営責任者(CEO)Peter Hoddie氏が原因としていることが多いようです。
記事の書き方もそう書かれているし、実際に彼の責任も大きいと思うのですが、実名はなく「ソニーの幹部」とただ書かれている人達の責任は、Peter Hoddie氏以上に重いと思います。
この「Appleをうらやみ、Microsoftを嫌悪していたソニーの幹部たち」が何をどう考えてKinomaに開発を依頼したのか記事では書かれていませんが、そういう大きな方針決定をどういう勝算があって行ったのか聞いてみたいです。
また、今は「大失敗」と認めているそうですが、自分たちが決めたプロジェクトが失敗したことをどう責任とろうとしているのか、聞いてみたいです。
今回のことで多くのソニーファンが被害を受けてますし、開発に関わった人達も被害者だと思います。
まあ、彼らにとってはそんなことはどうでもよく、自分たちの身と「SONY」や「ウォークマン」という看板が大事なのでしょうね。