オーバーターンの欧州/北米販売が決まったらしい

おそらくバランスWiiボードが発表された時から多くの人が期待したであろうゲームイメージとして、バランスWiiボードで移動しながらWiiリモコンで銃を撃ち合うサバイバルゲームがあったと思う。まさにそれをWiiウェアで800Wiiポイント(800円相当)という低価格で実現したのがオーバーターンだった。

初めてこのゲームをした時の新鮮な感覚は今でも憶えている。何日かはバランスWiiボードで操作していたが、1時間も続けてやっていると筋肉痛になってまともに操作できなくなって、負け続けたりすることが多かったがそれでも面白くて続けていた。

その頃、不思議だったのは日本国内向けにしか発売していなかったこと。Wiiウェアならパッケージと比べて海外にも販売しやすいと思うのだが、どうも海外に発売したという話がない。もしかしたらアニメっぽい絵柄を気にして発売を躊躇しているのかもとか、会社の規模が大きくないので海外展開が難しいのかもとか思っていたが、FPS人気の高い海外なら国内よりずっと人気が出そうな気がしていたので、残念に思っていた。

で、今日になって、以下の英語記事を見つけた。

海外パブリッシャーのプレスリリース(PDF)
ttp://www.gamebridge.co.uk/content/overturn.pdf

上記の記事の内容は、画質も荒いがネット対戦やバランスWiiボード対応などを好意的に受け止めていて、唯一欠けているのは欧州/北米向けパブリッシャーがいなかったことだと書いている。それが、Gamebridgeという新しいパブリシャーが欧州や北米に販売しようとしているという情報を掴んだらしい。詳細は5月に発表予定とのこと。

で、さっそく国内の販売元studio-zanの公式サイトを見てみると、4月1日付けのコラムで画像付きで次のように書いてある。

「4月1日」
(中略)
オーバーターンの北米版開発が決まりました!!
(中略)
そしてなんと欧州版の開発決定も最終段階に入っています!!
(中略)
さあ、今スグ日本版をDLして腕を磨きましょう

コラム担当 エイプリール・S・フール

OVER TURN -オーバーターン-

北米向けと思われるゲーム画面も掲載されていて、JPNとUSA間で対戦ができそうがイメージになっていたりするんだけど、上記のコメントを見ただけだと、手の込んだエイプリールフールネタかと思ってしまう。しかし、もし、これが本当なら二重の意味で期待してしまう。一つは中小規模のゲーム会社が良質のゲームを世界中に配信して大きなビジネスを成功できるロールモデルになれそうなこと。もう一つは、おもいっきり個人的な期待だけど世界中のプレーヤーとの対戦が実現できそうなこと。日頃からFPSで鍛えている海外ユーザー相手だとまったく歯が立たない気がして不安も大きいかな。でも、楽しみだなぁ〜。

追記(2009/04/26)

海外版についてオーバーターン関係者からのネタばらしを見つけたので追記。

オーバーターン 海外版決まりました〜〜〜!

4月1日に公式サイトで発表しましたけど
コラム担当:エイプリル・S・フールでしたし
ほとんどの人がエイプリルフールネタと
思っていたのではないかと思います。

いやしかし、ひそかに作っておりましたよ、海外版!
窓際の端のほうで…

オーバーターン海外版 フエノネBlog/ウェブリブログ


海外向けは絵柄がアニメ調から変更になるとのこと。

こういう記事を読むと日本と海外の絵柄に対する好みの違いが露骨に分かるので、絵柄の変更は仕方がないかと思う。