「マンガはよく読む?」

結構前(4月上旬頃)の結果ですが、Wii投票チャンネルのワールドアンケートの結果を紹介したいと思います。
このアンケートは「マンガはよく読む?」で「よく読む」「あんまり読まない」から選択。

全体の結果は、

  • よく読む:36.1%
  • あんまり読まない:63.9%

と、あんまり読まないが大多数となり、いい年をしたサラリーマンまでが電車の中でマンガを読むマンガ大国日本と海外との違いが明確になる結果になりました。
ところが、予想外だったのは各国別の割合で、てっきり日本が「よく読む」の割合が一番多い国だと予想していたのですが、まさかの4番目。つまり、日本以上にマンガが普及(浸透?)している国が3カ国もあったのです。

  • 「よく読む」が多い国、上位4カ国


  • 「よく読む」が少ない国、上位3カ国


各国別の結果は以下の通り。

1位:ブラジル
2位:ノルウェー
3位:フィンランド
4位:日本
5位:スイス
6位:フランス
7位:ベルギー
8位:ギリシャ
9位:ルクセンブルク
10位:スウェーデン
11位:スペイン
12位:ポルトガル
13位:デンマーク
14位:オランダ
15位:ペルー
16位:イタリア
17位:オーストリア
18位:ドイツ
19位:アイルランド
20位:カナダ
21位:コロンビア
22位:ベネズエラ
23位:グアテマラ
24位:メキシコ
25位:ニュージーランド
26位:パナマ
27位:イギリス
28位:オーストラリア
29位:アメリ


ここ最近、海外におけるアニメやマンガなどの日本のサブカルチャー人気はブームを過ぎて、ほとんど人気がなくなっていたと思っていたので、この結果はかなり意外でした。

ちょっと古いですが、ポケモン人気のピークは過ぎて、今は米国でアニメの人気は落ちているという内容。

2008年9月の別の記事では、米国のアニメ専門チャンネルカートゥーン・ネットワーク局からANIME、つまり日本製アニメがなくなったという内容。

海外の記事を裏付けるかのような日本のアニメ専門チャンネルエー・ティー・エックスAT-X)の人の海外は「飽和状態」というコメント。


改めて考えてみると、海外で日本アニメの人気がなくなっているという話は米国発のものが多かった気がします。Wii投票の結果でも米国はマンガを読まない国ナンバーワンになっていますし。
他の国の情報を探してみると結構、マンガやアニメに肯定的な内容の記事が見つかります。

著作物使用料で海外から入金があった作品のベストテンを見てみると、すべてアニメのBGMだったとのこと。


2008年にブラジルで開催されたアニメイベントの様子。1:30すぎ辺りでカメラが周りを映していますが、かなりの人数がいます。毎年ブラジル・サンパウロではAnime Friendsという名前で開催されているようです。


フランスのアニメ・マンガ事情のまとめ。

オランダのマンガ事情。「現在は大抵のコミック屋に日本のマンガコーナーが設けられており、かなりの品揃えです。」とのこと。

フィンランドのアニメと漫画事情。北欧のフィンランドスウェーデンでは銀牙という雪国と舞台にした犬のアニメが人気みたいです。

981 :おさかなくわえた名無しさん :sage :2008/01/25(金) 10:56:46 ID:f+z2KPdW
>>979
スウェーデンから来た留学生の知り合いもヤケにファンで、古臭いコミックを
まとめ買いしてた。
「なんで?」と聞いたら北欧方面であれが放映されて大ヒットしたらしいよ。

CSでやってた続編のウイードだっけ、それを録画して見せてやったら大喜びしてた。

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イスラエルのコスプレイベント。最初に見たときは、なぜイスラエル?と思いましたが、アニメに国境は関係ないということで納得しました。



子供の頃は、海外≒米国と思いこんでいましたが、今でもそのクセが残っていたようです。確かに米国の市場は大きいですし、多くの人やモノ、金が集まるので色んな意味で試金石となることが多いのでしょうが、アニメやマンガは米国とは無関係に世界中に広がっているように思います。一つの国の文化がこんなにも世界中に受け入れられた例は、ハリウッド映画くらいしか思いつきません。ビジネス的にアニメやマンガは厳しいという話はありますが、それこそ世界中に根付いたファンが一朝一夕にいなくなるとは考えにくいので、これからも良質の作品を世界に向けて発信していければいいなと思います。