「METROID Other M(メトロイド アザーエム)」レビュー

とりあえずエンディングまでクリアしたのでレビューを書いてみたいと思います。クリアまでの時間は12時間でした。


まず、以前にメトロイドプライム3も買ったこともあったのですが、自分には合わずかなり序盤で挫折して売ってしまいました。Wiiリモコンを使ったFPSはパッドよりずっと快適だとは思うんですが、自分には合わなかったようです。

ゲーム

対して、このアザーエムは本当に快適です。3Dアクションゲームにありがちな視点操作をユーザーに任せるのではなく、ゲーム側で完璧にデザインすることで、今までなかったゲームを作ることに成功しています。ポインターによる1人称視点操作も最初は手間どいますが、慣れれば気にならなくなりました。また、回避も快適です。攻撃が当たりそうな時に十字キーを押すと無敵状態でカッコよく回避できるので、集中砲火を浴びても十字キーを連打していれば無傷で華麗にかわせたりします。でも、ボタンを押し続けては回避が発動しないので、その辺は上手く使い分ける必要があります。

難易度

ファーストインプッションで難易度は高くないと書きましたが、死なないという意味ではありません。それでどころか即死パターンの罠が結構多いので、多分、死にまくります。でも、コンティニューで直前からプレイできますし、敵の弱点やコツが必ずあるので、そこに気づけば比較的簡単に攻略できます。

ムービー

ムービーは多いです。とても任天堂のゲームとは思えないほどです。そして、Wiiとは思えないほど綺麗です。エンディンまで行けば、メニューからシアターモードで好きなムービーを観ることもできます。

ストーリー

ストーリーだけはイマイチな感じでした。特に最後も盛り上がりが欠けていた感じがします。さらに言うと、イマイチのストーリにーに合わせてミニゲームを割り込んでいる感じがしたので、余計、気になりました。また、武器の使用制限がリーダーの指示で解除されるという事になっているのですが、これって普通におかしいと思います。

総合

全体としてはWiiを持っていてアクションゲームが好きなら、是非ともオススメしたいゲームです。ゲームが面白いことがゲームを遊ぶ理由だと思っているので、ストーリーがちょっと変だと感じても気になりませんでした。是非とも次回作もこの路線で作って欲しいです。

「デリーター」について(2010/09/25追記)

クリアしても「デリーター」が結局誰だったのかはっきりしなくて、モヤモヤしていたのですが、「GALLAERY MODE」の隊員資料に答えが書いてありました。気になる方は見てみると良いと思います。

ゲームボリュームについて(2010/09/26追記)

いくつかレビューを読んでいると、ボリュームが少ないという指摘が結構ありました。でも平日は少しづつ、休日は1〜2時間程度遊ぶのなら調度良いボリュームだと感じました。これ以上長いと終りが見えず、息切れしてしまいそうな気もします。このへんの感覚は個人差が大きいと思います。

アメリカでの評判

メトロイドシリーズは日本よりもアメリカの方が人気があるのですが、米国アマゾンレビューを見ると今回のタイトルは評価が別れているようです。これはこれで面白いという意見もあるのですが、「こんなのはサムスじゃない」とか「リモコンとヌンチャクによるFPSがベスト」みたいなコメントも結構ありました。ゲームの複雑化が課題になっているので、今回のタイトルは任天堂にとっての一つのチャレンジだったような気がします。

今年のWiiタイトルについて

直接メトロイドの話とは関係ないのですが、今年リリースされたWii向けゲームについてです。毎年年末にこれまでにWii向けにリリースされたゲームの中で面白かった順位を独断と偏見で決めてエントリとして書いているのですが、今年は良作が多い年になりそうです。上位5タイトル中、3タイトルは今年リリースされたタイトルになる予定です。以下が今のところの暫定順位です。(日付はリリース日、赤字の日付が今年)
1.斬撃のレギンレイヴ    2010年2月11日
2.428           2008年12月4日
3.罪と罰 〜宇宙の後継者〜  2009年10月29
4.メトロイド アザーエム   2010年9月2日
5.ゼノブレイド       2010年6月10日
おそらく、これにラストストーリーが加わることになると思います。

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METROID Other M(メトロイド アザーエム) - Wii

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