最近、アマゾンで大人買いしたキンドル漫画

JMangaサービス停止の波紋 – EBook2.0 Magazine

少し前に海外向けに展開していた日本の漫画の電子書籍サービス終了が話題になっていました。
このサービス終了によって新たな購入はもちろん、購入済みの漫画も読めなくなるという内容のために、はてブでは非難轟々の状態になっています。まあ、避難されて当然と思います。主な批判の対象は買った本が読めなくなるというDRMに向けられているのですが、だからと言って出版社にDRMを採用しないという選択肢があったかというと、たぶん、ないでしょう。コンテンツの購入した人だけが読めるようにキッチリ管理するにはDRMは必須ですし、今後DRMが解読される可能性も考えるとネット経由での認証が確実です。そうなるとサイトの閉鎖と同時にコンテンツ削除になってしまいます。なぜこんな短期間にサービス終了になったのかは知りませんが、これは出版社が望んだことではなかったでしょう。たぶん思ったより売上が低かったのでしょうから、慈善団体ではない出版社としては仕方のない結論だったのだと思います。
音楽ダウンロードではDRMなしの楽曲配信もあり、AppleのiTunes でも提供していますが、そのiTunesの電子書籍販売はDRM付きです。現状、DRMなしの有料販売サービスがないことから、しばらくはそういうサービスが登場しないと思います。残念ながら。
でも、もし無料で漫画が読みたいだけなら、Jコミとかネットの漫画とかいろいろあるのだから、好きなのを選べばいいじゃないですかね。カネはないけど暇だからネットの無料漫画を読むのアリだし、それなりに面白さが保証されたものを手軽に読みたいならキンドル(Kindle)の漫画を読むのもいいと思います。自分の棺桶まで持って行きたいなら紙の本を買えばいいでしょう。

私も電書の発売が紙に比べて何ヶ月も遅れるのが納得できず、電書を買うのを止めようと思ったこともあったのですが、アマゾンでKindle本を何冊か買って考えを変えました。何というか非常に楽しいです、コレ。普通に数十巻ある漫画（紙の本）を最初から読もうとするとかなり大変です。本屋さんに買い行っても全巻揃っていることはまず無いから、何件か周って買い揃えないといけないですし、非常に大きい荷物になりますし、保管スペースも確保しないとなりません。中古本のまとめ買いやネット販売も購入に時間がかかります。漫画喫茶は読み直しができません。ところが、電子書籍ならいつでも買えて場所もとりません。ただ、現時点では種類が少ないのが難点ですけど。もちろん、サービス終了と共に買った本が無くなるというリスクはありますが、紙の本だって火事になればなくなるし、引越しで捨てざるを得ない場合もあるでしょうし、リスクはいろいろあります。ただ、それでも私はAmazonのKindleか、AppleのiBooks からしか買う予定はiありません。たとえば、楽○のサービスから買って突然サービスが終了して怒っている利用者がいたら自業自得しか思いません。○天はRab○oで電子書籍は売ったらそれまで、という実績を作っているのだから買った人はそれを納得しているのでしょうし、知らなかったら知らない人が悪いでしょう。

そういう訳で、最近、まとめ買いしか電子書籍を書いてみます。ワンクリックで次々と購入する感覚はちょっと怖い気も。一枚のクジのために３００円とか５００円とか使うソーシャルゲームもこんな感覚なのかも知れません。でも電子書籍はコンテンツが残る分だけマシかな。

ダークファンタジー系

中世ヨーロッパ、またはそういう雰囲気の世界観のファンタジーものです。有名なものならベルセルクなのですが、これはKindle本にありません。なぜ無いのか中の人に聞きたいくらい謎です。ダークと言っても暗い話が好きではなく、子供向けみたいなご都合主義な展開が嫌いなだけです。ファンタジー世界の話でも現実感や現実味のある内容だと説得力が増して面白くなります。そういう意味でベルセルク好きな人には、次の３作品も気に入ると思います。

クレイモア
（Kindle、紙の両方とも24巻まで、以下続刊）