アニメ(その2)

偶然、今日のスタメンスタ☆メン図鑑で中国のコスプレ少女の特集をしているのを観た。
東南アジア系のアニメといえばドラえもんというイメージがあったが、高校生が名探偵コナンセーラームーンを観て育ったと言っていたし、犬夜叉の漫画が並んでいたので漫画を見る側からすれば日本と大差ない状況なのかもしれない。
あと、意外だったのは中国政府がコスプレを自己表現の手段として奨励していて、さらに全国大会を開催して優勝すると日本に行けるらしい。
コスプレ大会での審査基準は日本と違って衣装だけでなく、演技も審査対象なのだそうで相当、練習模したと言っていた。
あと、専門の衣装屋さんが繁盛しているとのこと。
日本は「自作」が多いと思っていたので、これも文化の違いなのかなと思った。
他に面白かったのは、「親日では?」に対する”反論”として「たまたま好きな漫画やアニメが日本のものだっただけ。」と言っていたこと。
それって、「日本(の文化)が好き」と同意では、と思ったが、良い風潮なのでいいのだろう。
結局、大会で優勝したのはFFのコスプレチームで、取材対象のチームは優勝できなかったが、本人たちは大会に出場できて満足したというところで、終わった。


VTRの後に池上 彰さんが「アニメは日本の文化だなと思った。」と言われていたが、私はこの調子だと、それも長く続かないかもしれないと感じた。
他の国が規制するのではなくどちらかといえば推奨していること、日本のアニメ・漫画の製作環境が良くないという話を聞くと、どちらで文化が発達するかは自明だろう。
ただ、時間はかかると思うが。


全然、話は変わるが村上ファンドの村上氏がシンガポールに拠点を移すとニュースで言っていた。
今後、国境の意味が希薄になり、国家間の企業の誘致競争が起きるのかもしれないとう気がしたのは私だけだろうか。
日本で田舎の過疎が進んだように、企業が競争力を高めるためにより有利な国に移っていくことは全くおかしなことではないように思える。
日本だけが持つ有利な点とは、なんだろうか?