読書

シリコンバレー地方版: 本嫌いにさせる日本の国語、文学教育

子供の頃から本が好きだった。
最初に読んだ本は、月の満ち欠けのお話。親切なおばあさんの御馳走を食べて満月になったお月さまが、いぢわるばあさんの誘いを断れずに晩ご飯を食べて衰弱して新月なるというお話。題名は忘れた。

小学生の頃、国語の授業は退屈だったが、国語の教科書は好きだった。同じ理由で国語のテストも楽しみだった。学校のテストは授業でやったことの繰り返しなのでつまらなかったが、全国共通テストは知らない話が出てくるので読んでいて面白かった。ただ、点数には結びつかなかったが。

高校の頃には作り話に飽きてきていて、ノンフィクションものをいろいろ漁っていた。困った頃に大学受験のころにアイザック・アシモフを見つけてしまい受験会場への行き帰りの電車の中とかで空想自然科学入門 (ハヤカワ文庫 NF 21 アシモフの科学エッセイ 1)のシリーズを読んでいた。住んでいるところが田舎だったので、まともな本屋が無く、受験会場の近くの本屋に立ち寄ってはアシモフの科学エッセイシリーズを探して、5冊程度まとまって見つけると喜んでまとめ買いしていた。今考えるとむちゃくちゃなことをしていたなぁと思う。それにしても、数十冊ある科学エッセイシリーズがアマゾンでさえ15冊程度しかないのは残念だ。最近、子供の理系離れが進んでいるらしいが、アシモフの本はかなり効果があると思うのだが。こういうことがあると、早く電子ブックが普及してくれればと思う。絶版によって良い本が失われてしまうことの損失は大きい。

自分が大学在籍中にアシモフは亡くなったらしいが、もし今も存命されていたら、間違いなくブログを書いていたに違いない。どんなブログを書くのか、ぜひ読んでみたかった。


たぶん、生まれてから今まで「国語の勉強」というのは一度もしたことは無かったと思う。

参考

アイザック・アジモフ - Wikipedia
ずっと、「アシモフ」と思っていたのですが、正しくは「アジモフ」らしいです。