産官学の一大プロジェクトを7月に発足するそうですが

「Google独占にはさせない」--国産検索エンジン開発へ、産学官が一致団結 - CNET Japan

検索エンジンといって、真っ先に思い浮かぶのはどんな企業だろう。検索の王者であるGoogleや対抗するYahoo!Microsoftなど、大手はほとんど米国企業であるのが現状だ。ここに危機感を抱いた経済産業省が、産学を巻き込んだ一大プロジェクトを始動させる。

情報大航海プロジェクト・コンソーシアム」というプロジェクトを大手企業を中心に7月に立ち上げるそうですが、検索エンジンがなぜ米国企業に独占されてしまったのか考えたことはあるんでしょうか?
上記の大手企業が皆ベンチャー企業であることに疑問は持たないのでしょうか?


シリコンバレーからの手紙: 「九六年夏」にも似た未来創造への狂気が溢れる

米国経済がいちばん苦しく、米ナスダック市場からの資金調達の可能性が事実上閉ざされていた〇一年から〇三年にかけて、未公開企業グーグルは、検索連動広告「アドワーズ」事業とコンテンツ連動広告「アドセンス」事業を大きく立ち上げ、シリコンバレー史上最速での急成長を果たした。

マイクロソフトは約四兆円、グーグルは約一兆円、ヤフーは約五千億円の現金資産を有しているが、それらを思いきってベンチャー買収につぎ込み、熾烈な覇権争いを繰り広げるだろう。
 (1)シリコンバレー全体が目指すべき方向の合意、(2)それを後押しする潤沢な投資資金、(3)出口で待つ豊富な資金。この三枚のカードが、久しぶりにシリコンバレーに揃ったのだ。

日本の産学を巻き込んだ一代プロジェクトは数十億円の予算を予定しているそうで、「Googleと正面切って戦っても意味がない。Googleがまだ提供していない新しい領域を開拓したい」と語っていますが、スタート時点から競争の次元が違っているような気がします。
今からでも遅くないので、プロジェクトは中止して他のことにお金を使った方が良くないでしょうか。