「宮内庁長官メモ=天皇発言集」なの?

昭和天皇A級戦犯靖国合祀に不快感・元宮内庁長官が発言メモ

 昭和天皇が1988年、靖国神社A級戦犯合祀(ごうし)に強い不快感を示し、「だから私はあれ以来参拝していない。それが私の心だ」と、当時の宮内庁長官富田朝彦氏(故人)に語っていたことが19日、日本経済新聞が入手した富田氏のメモで分かった。昭和天皇は1978年のA級戦犯合祀以降、参拝しなかったが、理由は明らかにしていなかった。昭和天皇の闘病生活などに関する記述もあり、史料としての歴史的価値も高い。 (07:00)

昭和天皇が1988年、靖国神社A級戦犯合祀(ごうし)に強い不快感を示し、・・・当時の宮内庁長官富田朝彦氏(故人)に語っていた」とありますが、TV報道や下記のブログなどの資料を見ても、富田氏のメモに「天皇」の記載がどこにもありません。ある人物の手帳に「私」とあれば、常識的にはその手帳の所有者の発言ではないのでしょうか?(会議議事録とかは別なんでしょうけど。)
こんな曖昧な情報を検証もせずに、TVも新聞が「昭和天皇発言」と決めつけて報道していることが信じられません。これなら、永田メールと同レベルと言われても仕方がない気がします。


<参考>

592:名無しさん@6周年 :2006/07/21(金) 00:19:54 ID:Km+k5sYW0
NEWS23に電話して聞いてみた。

Q:メモの”私”が昭和天皇とした根拠は?
A:静岡福祉大の高橋教授がそう言った。周辺取材をして判断した。

で色々突っ込んでみると。「昭和天皇が述べたというメモが見付かったと放送しただけ」「昭和天皇だと断定していません。」だと。

Q:昭和天皇が述べたという根拠は?
A:…

昨日(7月20日)の日経新聞の大スクープ、

A級戦犯靖国合祀
昭和天皇が不快感
参拝中止『それが私の心だ』」

にはビックリした。

昭和天皇が当時の宮内庁長官富田朝彦氏(故人)に語ったことが富田氏のメモでわかったのだが、まさかこのような大資料が今日まで眠ったままでいようとは思いもよらなかった。

著明な評論家である立花隆氏は、このメモの信憑性について何も疑問を持たないのだろうか。それとも、気づかないふりをしているのだろうか。