「時をかける少女」の感想のおまけ

さっき、「時をかける少女」のレビューみたいなのを書いたが、意図的に批判とか文句は書かないようにしていた。別にこの映画に文句は何もなく、絶賛したいくらいなのだが、作品の内容と関係ないところで、文句を言いたいことがいくつかある。

一つは「時をかける少女」を上映している映画館がほとんどないこと。東京で1カ所だけとは信じられない。(これから、”少し”増えるらしいが。)
映画関係者は良い映画を放映しないことで、映画文化を衰退させようとしているのではないとさえ思えてくる。上映する/しないを決めている人達は、この映画をどう思っている(いた)のだろう。アニメ映画なんて一部のオタクしか観ないと考えていたのだろうか。そもそも、内容を見たことはあるのだろうか。
それとも、この間のボクシングの試合じゃないが、素人の評価がいくら高くても、プロの目から見れば駄目な映画なのだろうか。


もう一つは、ジブリでこの映画を作れなかったのかということ。ピクサーも「Mr.インクレディブル」で監督に新しい人(ブラッド・バード)を採用して、従来までうまくやっていたにも関わらず、新路線に踏み出している。ジブリで映画化できれば、たぶん、みんなハッピーだっただろうにと、今更思ったりもする。それによって、作品の内容が変わってしまったら最悪だが。ジョージ・ルーカス宮崎駿も自分の作品を作るために会社を作っているので、それに習うのも一つの方法かも知れない。(可能なら。)