日本の携帯電話料金はどの位高いのか

池田信夫 blog:SIMロックの解除は犯罪か

通話料金も日本よりはるかに安い。

こちらのエントリーにも書かれていてますが、携帯電話の通話料は海外一般と比べて日本は高いとよく聞きます。では、具体的にどのくらい高いのかを調べてみました。

イギリスの通話料金

通話料金と言っても通信会社によっていろいろだともうので、有名どころのボーダフォンのサイトで比べてみました。
ボーダフォン(英国)基本料金

無料通話時間[分] 英国ポンド 日本円
75 8 1760
125 10 2200
200 12.5 2750
500 17.5 3850
700 17.5 3850
1000 37.5 8250
(1ポンド=220円)

アメリカの通話料金

ボーダフォン(米国)基本料金

無料通話時間[分] 米国ドル 日本円
450 39.99 1760
900 59.99 2200
1350 79.99 2750
2000 99.99 3850
4000 149.99 3850
6000 199.99 8250
(1ドル=117円)

日本の通話料金

ボーダフォン(日本)基本料金

無料通話時間[分] 日本円
25 3675
66 4095
150 6195
400 10290
1000 15225
1700 21000

英米日の比較とデータ通信

上記の結果から、それぞれの国で条件は違うのだろうが、英国と米国がほぼ同じ料金なのに日本は約2倍の料金となっている。ただ、携帯電話の使い方を考えると音声通話と同等以上にデータ通信が重要になってきていると思う。以前にはてブ経由で読んだ以下のエントリーの事もあり、Sidekick3とW-ZERO3 [es]も比べてみた。

tarosite.net:日本はケータイ(利用)先進国ではなくなったかもしれない

米国T-Mobileのサイトによると、Sidekick3の場合、データ通信は月々20ドル(2340円)で使い放題、通話料は300分で月々299.99ドル(約3510円)、つまり月々6000円程度でモバイルの常時接続環境が手に入る。
一方、日本のW-ZERO3 [es]の場合は、「ウィルコム定額プラン(月額2900円)」と「データ定額(3800円)」との組み合わせでデータ通信が使い放題になるが合計で月額6700円となる。
料金的には日米で同じように見えるが使い勝手はどうなのだろう。

tarosite.net: Keitai 2.0ならポータビリティで乗り換える
アメリカのモバイル事情を直接見てきて、実際にW-ZERO3 [es]を使っている松村太郎さんは、日本でSidekick3が発売されたら、「SO902iW-ZERO3 [es]も投げ出して、喜んで乗り換えるだろう。」と書かれている。Sidekick3はW-ZERO3 [es]と比べてそんなに何が良いのだろうか?よく分からない。私も、Fomaを使っているがPCとの連携の悪さに辟易している。なぜ普通のテキストファイルや音楽ファイルの同期なり転送が簡単にできなのか。ナンバーポータビリティMNP)が始まったら、別の携帯に買い換えようかと考えている。