iTVは次世代インフラになれるのか

Apple

・Blog!NOBON | 「iTV」は小型のハード・ドライブを搭載
・maclalalaweblog: iTV はまだ大化けする

先日Appleから発表されたiTV(仮称)にはHDDが搭載されるそうです。
iTunesのライブラリをダウンロードできるとか言われていますが、これはiPodのHDDと同じ様な使われ方をされるのではないかと思います。
iPod(30GB)でさえ$249なのに、$299のiTVの価格からHDD搭載はないと思っていたのですが、HDD搭載ならばiTVの使われ方がほぼ明確になります。
HDDが無い場合、iTVで動画を観ようとすると、①MAC/PCが立ち上がっていなければならない、②動画転送に対応した高速な無線規格をサポートする必要がある、という条件がありました。しかし、HDDが搭載されていればiPodと同じようにiTunes内のアクセス頻度の高いコンテンツを優先的にHDDに取り込むことができますから、MAC/PCの状態とは無関係にHDD内のコンテンツを参照できます。また、HDDをバッファとして使うことによって、低速な無線規格でもMAC/PCからコンテンツをダウンロードしてiTVで視聴できます。（インターネットで動画を観るのと同じ様な感じになると思います。）

これならジョブズが発表時にデモしていた通りのことが、実現できそうな感じです。

・Special Event - It’s Showtime
Special Eventの約５０分後くらいからがiTVの説明です。Apple Remoteの使いやすさは実際に使ってみるのが一番分かるのですが、このデモを観るだけでも伝わってくると思います。映画の販売も順調のようです。

冒頭の2つ目のエントリーでは、iTVは小型なのでテレビに内蔵することもできると書かれていますが、過半数の自動車メーカーにiPodオプションを準備させたAppleなら、テレビ搭載もあながちあり得ない話ではないような気がします。（テレビ業界も他社との差別化のために四苦八苦していますので。でも、この予想はテレビ業界としては不本意でしょうね。）