「情報って恐ろしいね」by【2ch】ニュース速報ブログ

【2ch】ニュース速報ブログ(`;ω;´):【裁判】騒音おばさん、法廷で理由語り涙「亡くなった娘の悪口を広められたり近所の人からいじめに遭っていた」
【2ch】ニュース速報ブログ(`;ω;´):【裁判】騒音おばさん事件の真実は!? 2ちゃんねるの反応・続報

以前、朝のワイドショーでちらっと見たときは迷惑な人がいるもんだなと思っていたが、実は本当の被害者はこの「騒音おばさん」だったのでは、という話があるらしい。
「あなたの逆転裁判」弁護士ファイル
なんでも上記のまとめサイトによると「騒音おばさん」ことMiyocoさんに3人のお子さんがいおり、2人の娘さんは脊髄脳変性症という不治の病(遺伝病)で亡くなり、長男も同じ病で闘病中とのこと。さらに旦那さんも同じ病気を患っており闘病中。
そんな状況で唯一元気なMiyocoさんが拘留中なのだから、それはそれは大変な状況だろうと思う。そして、判決が有罪。裁判官は何を考えているのだろうかと、判決文を見てみた。

裁判所−事件番号 平成15(わ)570
こちらのサイトから判決結果をPDFでダウンロードできる。便利になったものだ。
判決文によると、被告人であるMiyokoさんが被害者に対して、騒音によって「全治不詳の慢性頭痛症,睡眠障害,耳鳴り症の傷害を負わせた」が、弁護人が
 ①被告人の行為は暴行罪における暴行にも傷害罪の実行行為にもあたらない
 ②被告人には暴行の故意のみならず傷害の故意もない
と主張するので、この点について検討するとしている。
2chの記事を読んだときに被害者の頭痛とか耳鳴りは自作自演ではないかと思ったが、裁判ではそう言うところは争わなかったんだろうか。弁護士は異論を述べなかったからなのか。
①については、寝室で二重の窓を閉めても最大50デシベル(平均38デシベル)の騒音があり、また、奈良県の条例等の基準を考慮しても1年半も続けることは危険行為と見なせるとしている。確かにそうだよなと思える。
②は今回の裁判の大きなポイントだと思うが、いろいろ書いてある。
被告人の騒音が近所迷惑だからということで被告人の家族が騒音を止めようとしたら家族に暴力をふるって騒音を継続したような事が書いてある。ん?これは2chやまとめサイトの内容とだいぶ違うような。Miyocoさんの家族は不治の病で闘病生活をしているはずでは。病人に対して暴力をふるう?
あと、被害者の子供が被告人の車にボールをぶつけたのが確執の契機と書いてある。これは本当?
これらのことがあるので、裁判官から被告人の嫌がらせではないという主張は「不合理かつ不自然で到底信用できない。」と言われてしまっている。確かにこれを読む限り、信用できないだろうな。それにしても、「被害者」からの嫌がらせやいじめは考慮されないのだろうか。
ただ、最後の方におかしな事が書かれている。

被告人の夫が,娘らと協力して被告人を監督する旨当公判廷で約束するとともに,被告人が被害者らと離れて暮らすべく自宅以外に新たにアパートを借りて,被告人の置かれた環境の改善に努める等し,その更生に家族全体で取り組む姿勢を示していること,

(強調は引用者)
「被告人の夫が,娘らと協力して」って、まとめサイトでは娘さんは2人とも、亡くなられたことになっていなかったっけ?旦那さんも闘病中でMiyocoさんを更正させることができるとも思えないし。これは、「娘さんが亡くなったことを知らない無神経な裁判長」なのか「まとめサイトの情報がウソ」なのかのどちらかなのだろう。

冒頭の記事を読んで以下のコメントにとても納得。
【2ch】ニュース速報ブログ(`;ω;´):【裁判】騒音おばさん事件の真実は!? 2ちゃんねるの反応・続報

30. Posted by   2006年10月27日 21:28
※20
なんだかんだ言っても、ネットを含めて世の中に蔓延しているニュースという速報性の高い情報の発信源はマスコミに行き着くことが多いからね。一般庶民に過ぎない人々が一次資料に直接あたったり、当該事実を直接経験、研究できるのなら別だけど。
既に似判明している事実に対する偏向報道や、報道機関によって報道内容に温度差が出ている場合には、比較検討が可能なためにマスコミの偏向度合い等を自ら判断することも可能だろうが、新たに発覚した事実に対してはソースに頼った報道にならざるをえず、ソースを握っているのがほぼマスコミのみであり、さらにそのソースが偏っている場合では、正しい判断は出来かねない。

31. Posted by   2006年10月27日 21:31
情報って恐ろしいね

(強調は引用者)

全くこの通りだと思う。情報を握られてしまうと、人は何も判断できなくなってしまう。そもそも判断すべきかどうかすら、気づかない。
その重要な情報を日本では一部の既得権益を持つ人達に握られているのに、多くの人がその危機感を持っていないように見えることが恐ろしい。