耐震偽装問題3

藤田社長が川崎市に直訴に行った時の映像がアップされていた。
イーホームズ藤田東吾社長川崎市役所直訴(1)
イーホームズ藤田東吾社長川崎市役所直訴(2)
イーホームズ藤田東吾社長川崎市役所直訴(3)
イーホームズ藤田東吾社長川崎市役所直訴(4)
イーホームズ藤田東吾社長川崎市役所直訴(5)

今までもいくつかYouTubeで何度か藤田社長の主張を聞いていたが、「隠蔽された」とか「国民の命が」とか話が大きい割に具体的な話がほとんど全く出てこなかったのが不満だったが、今回、問題の確信と思われる話が聞けた。
イーホームズ藤田東吾社長川崎市役所直訴(2)

藤田社長が住民の方に耐震偽装の問題点をホワイトボードを使って説明している。文字は読めないが話を聞けばおおよそ概要はわかる。(3分以降)
説明した内容をまとめると、以下になる。
 ・05年8月にイーホームズで確認申請を「バツ」としていた。
 ・10月17日に工事は着工し1月28日には2階の床までできていたが、その時に問題のないように構造計算書が変更され、川崎市は中間検査をOKとした。(2階まで作ってあるのにマンションの構造設計をを変更できるわけがない。)
つまり、欠陥マンションの作り方としては
 ①欠陥書類を作成し、欠陥マンションを着工
 ②市の中間検査の時に、著類だけ修正して中間検査を合格にする
 ③マンション完成時には欠陥マンションと問題のない書類が揃う
ということだろうか。
ヒューザーの小嶋社長も同じ事をやったと、藤田社長は言っていた。

そこで今回、藤田社長は直接中間検査を行った市の職員と話をさせて欲しいと直訴したのだが、それは断られたので、中間検査時の資料を請求していた。市の職員の話によると一週間程度で回答できるとのことだったが、ちゃんと出てくるのだろうか。

このマンション(エグゼプリュート大師駅前)の販売元ホームページには再び構造計算書が掲載されているが、06年3月に改版されたと書いてあるにも関わらず、改版履歴が全くない。これでは工事途中に耐震強度が改ざんされても分からない。

備考

イーホームズ藤田東吾社長川崎市役所直訴(5)
この最後の方で、川崎市住民の方が質問したことに対してマスコミの方々から文句が出たが、藤田社長ははっきりと「住民の方に説明したい」と明言していた。この時、初めて、この社長さんに好感が持てた気がする。