耐震偽装新たな展開−田村水落設計による耐震偽装が発覚−

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070125-00000403-yom-soci
新たに2つの耐震偽装物件が見つかりました。京都市下京区の「アパヴィラホテル京都駅前」(耐震強度71パーセント、10階建て)と「アパホテル京都駅堀川通」(同79パーセント、11階建て)。構造設計を担当したのは設計事務所「田村水落設計」(富山市)の水落光男氏・1級建築士で偽装の事実を認めているとのこと。

月に響く笛 耐震偽装

月に響く笛 耐震偽装

この藤田さんが書かれた著書には、以下のように書かれていました。
http://www.imairu.com/information.html#20070125A

2006年2月14日ごろ、イーホームズでは既に若葉駅前、成田の偽装を把握し、2月17日に田村水落設計を呼んだ所、偽装を認めた。「こんな手法は俺のほうが姉歯より先に始めたんだ。早く申請を出すために、一旦は改ざんしたものを出して、後で計画変更をする。こんなことやってるのは他にもいる」と、証言したという。しかし、現実は計画変更はなされずに改ざんされたままの構造計算図書で工事が進行していた。今回の京都のアパホテルの偽装はこれを裏付ける結果となった。

(強調は私)

なお、きっこの日記によると藤田社長の指摘に関わらずマスコミが報道しなかったのは、アパグループが政界と強いつながりを持っていたからとのこと。


また、水落光男氏の構造計算による「エグゼプリュート大師駅前」は藤田社長が川崎市役所に抗議したり、資料請求をしたり(プライバシーに関わるとかで拒否された)したが、結局現在、販売されてしまっている。
藤光建設のホームページには「安全と判断する」と書かれた「構造計算書のレビュー結果」がどうどうと掲載されているが、今回の偽装発覚により状況が変わるかも知れない。
以前は、このホームページに構造計算書(概要)が掲載されていたが、今は見つからない。しかし、ウェブ狼煙で参照できる。
http://tinyurl.com/yxpxv7
pdfの2ページ目に、一級建築士登録第115194号 水落光男」と書かれている。