WiiWareはファミコンの再来となるか

低コストでWii用ゲームを開発しWii Channelで販売できるWiiWare任天堂が発表したそうです。
上記のCNET JAPANの記事では、これをWiiのソフト不足を解消するサービスと言っていますが、私にはそんな程度のものとは思えません。
このサービスの対象は個人は含まれていないようですが、案外、個人でも買える値段(数十万程度)ではないかと、勝手に想像しています。もしかしたらもっと安いかも知れません。
増え続けるWiiプラットフォームを目当てに、多くのWii向けソフトが提供されるならば、ほとんどはシンプル2000のようなお手軽ソフトでも中には当たりがあるかも知れません。もしかしたら、その当たりの中にはスパーマリオ級のものもあるかもしれません。
こんなことを考えていて思いついたのは、ファミコン(初代)のことでした。ファミコンによって家庭向け”ゲーム”プラットフォームが確立されたことにより、ゲームソフト専業メーカーが生まれ、育っていったのような気がします。つまり、ゲームソフト開発の敷居が下がったことによって、多くのゲームソフトとゲームソフトメーカーが生まれたのではないでしょうか。

今回のWiiWareは、1.今までにないゲーム環境(ブルーオーシャン)、2.低コストな開発環境、3.将来性のあるプラットフォームをゲームソフトメーカーに提供することで、ファミコン登場時と同じ事を再現しようとしているように見えます。
最近のゲームは大作ゲームの続き物が多い気がします。それはそれで面白いので良いのですが、新鮮さを余り感じません。ファミコン時代のエニックスやスクエア、カプコンが作るゲームは今と比べものにならないほど、チープでしたが、その当時は斬新なものが多かった気がします。
WiiWareは、全く新しいゲームとゲームソフトメーカーを生み出すのではないかと期待しています。