米国Amazonのゲーム販売ランキングTOP10が"ほとんど"Wiiに占拠される
昨日、米国Amazonから次のようなダイレクトメールが届いた。
日本ではすっかりWiiの品不足は解消されているが発売から2年が経過した今でも米国ではWiiが品不足になっており、定価$250に対してAmazonでも他業者による$300以上の高値販売が続いていた。この米国の状況はなかなかイメージしづらいがWii販売数をグラフで見てみると分かりやすい。(ソース参照)
これは、横軸を販売開始からの期間(1週間単位)、縦軸を販売数で表したもの。赤は米国、青は日本、緑はその他。要はグラフの傾きが緩くなってきた日本と違い、米国とその他は販売開始からほぼ一定の傾きを維持している。真ん中辺りでグラフが急になっているのは2007年の年末商戦の時期。昨年はWiiの供給不足から米国任天堂がWiiの広告をDSに切り替えたことがニュースになっていた。また、苦肉の策として「予約引換券」も発行していた。
- 米国任天堂、Wiiの宣伝を取りやめ―十分に供給ができないため | インサイド
- http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20363502,00.htm
今年はどうやら、ある程度十分な供給量を確保できたらしい。
In fact, he said, the retailer had secured enough Wii consoles from Nintendo that he was confident the hard-to-find game system would be in stock at all GameStop stores until the first week of December. That's right -- GameStop could have enough to last through Black Friday.
GameStop: We've Got Wii For Weeks | WIRED
米国大手小売業者であるGameStopもBlack Friday(感謝祭の翌日のことで、小売店が黒字になることからこう呼ばれるらしい)までは、在庫はあると言っている(みたい)。
こういうWiiに対する高い需要とそれに対応できる供給を確保できたためか、米国Amazonのゲーム販売ランキングの上位がほとんどWii一色になっている(11月16日13時の時点)。
1 : Wii(本体)
2 : Wii Remote Contoller
3 : Wii Nunchuk Controller
4 : Mario Kart Wii with Wheel
5 : World of Warcraft:Wrath of the Lich King Expansion pack
6 : Wii Fit
7 : Wii Play with Wii Remote
8 : Official Nintendo Wii Wheel
9 : Wii Rock Band Special Edition
10 : Wii Charge Station
5位の"World of Warcraft"(Windows)を除き、他は全てWii向け製品。
今年はサブプライム問題で世界中で消費が落ち込むとニュースで言っているが、ゲーム業界、特に任天堂製品については当てはまらないように見える。家族や友人が集まってWiiで遊んだり、Wiiで遊んでいる人を見て楽しむのは、お金がかからないし満足度の高い時間の過ごし方だからだと思う。