米国Amazonのゲーム販売ランキングTOP10が"ほとんど"Wiiに占拠される

昨日、米国Amazonから次のようなダイレクトメールが届いた。
wii_america

日本ではすっかりWiiの品不足は解消されているが発売から2年が経過した今でも米国ではWiiが品不足になっており、定価$250に対してAmazonでも他業者による$300以上の高値販売が続いていた。この米国の状況はなかなかイメージしづらいがWii販売数をグラフで見てみると分かりやすい。(ソース参照
wii_sale_200811
これは、横軸を販売開始からの期間(1週間単位)、縦軸を販売数で表したもの。赤は米国、青は日本、緑はその他。要はグラフの傾きが緩くなってきた日本と違い、米国とその他は販売開始からほぼ一定の傾きを維持している。真ん中辺りでグラフが急になっているのは2007年の年末商戦の時期。昨年はWiiの供給不足から米国任天堂Wiiの広告をDSに切り替えたことがニュースになっていた。また、苦肉の策として「予約引換券」も発行していた。


今年はどうやら、ある程度十分な供給量を確保できたらしい。

In fact, he said, the retailer had secured enough Wii consoles from Nintendo that he was confident the hard-to-find game system would be in stock at all GameStop stores until the first week of December. That's right -- GameStop could have enough to last through Black Friday.

GameStop: We've Got Wii For Weeks | WIRED

米国大手小売業者であるGameStopもBlack Friday(感謝祭の翌日のことで、小売店が黒字になることからこう呼ばれるらしい)までは、在庫はあると言っている(みたい)。

こういうWiiに対する高い需要とそれに対応できる供給を確保できたためか、米国Amazonのゲーム販売ランキングの上位がほとんどWii一色になっている(11月16日13時の時点)。

1 : Wii(本体)
2 : Wii Remote Contoller
3 : Wii Nunchuk Controller
4 : Mario Kart Wii with Wheel
5 : World of Warcraft:Wrath of the Lich King Expansion pack
6 : Wii Fit
7 : Wii Play with Wii Remote
8 : Official Nintendo Wii Wheel
9 : Wii Rock Band Special Edition
10 : Wii Charge Station

5位の"World of Warcraft"(Windows)を除き、他は全てWii向け製品。

今年はサブプライム問題で世界中で消費が落ち込むとニュースで言っているが、ゲーム業界、特に任天堂製品については当てはまらないように見える。家族や友人が集まってWiiで遊んだり、Wiiで遊んでいる人を見て楽しむのは、お金がかからないし満足度の高い時間の過ごし方だからだと思う。

追記(2008/11/24)

最近になって、

  • TOP10はWii関連製品のみ
  • Wii本体はTOPから5位へ

という変化があった。
ただ、Wii本体の項目をよく見てみると、Amazonによる定価販売がなくなり、新品価格が$328からに変わっていた。中古でさえ$270からになっている。
今からこういう状況なら、もしかしたら今年もCM中止になるかもしれない。