Amazonの宣伝に利用されるテレビ番組(新報道2001)

今朝、テレビをつけたらAmazonを特集している番組が流れていたので観てみた。後から知ったが新報道2001という番組の特集だった。
概要は朝にお急ぎ便で本を一冊注文しその日のうちに届くかを検証するというものだった。ほとんど真新しいものはなかったが、千葉センターの巨大な本棚から作業者がバーコードを片手に本を取り出す光景は余り見ないものだったかもしれない。
特集の後半は最近Amazonが始めた返品無料の靴の販売サービスの話だった。たぶん、Amazonはこれを宣伝したくて、取材をOKしたのではないかという気がする。これはネットの記事にもなっていた。

たぶん、この番組を観た人の多くはAmazonは大量の本や商品を効率的に管理しているとか、返品無料で商売できるのとか、便利な世の中になったとか思うのかもしれない。

この番組、竹村健一氏が中心になっていたはずだが見あたらなかったので調べてみると、2008年3月30日で勇退されたそうだ。以前の記憶では政治討論番組だったはずだが、だいぶ番組の性格が変わってしまっていたらしい。


米国でクラウド関係者(クラウドプロバイダ、クラウドコンサルタントクラウドコンピューティング技術の導入を検討している企業の担当者)にアンケートをとったところ、クラウドコンピューティングに最も影響を及ぼすと期待される企業は、2位に大差をつけてAmazonがトップだったそうだ。

今年9月に開催した「CloudCamp Silicon Valley」で、Appistry/CloudCampが実施した第1回「 Inside the Cloud」調査では、Amazon.comGoogleをほぼ2対1(62%対33%)の大差で押さえ、クラウドコンピューティングに最も大きな影響を及ぼすと期待される企業のトップに躍り出た。

AmazonがGoogleを押さえ、ベストクラウドプロバイダのトップに――米調査 - ITmedia エンタープライズ

この結果は日本の「ビジネスマンがこぞって注目する丸山氏」の言う「クラウドのプレーヤーとしてGoogleが圧倒的な力を持っているのは間違いありません」と、ズレがあるように思える。

ただ、インターネットに国境がないというのも確かで日本でも積極的にAmazonのサービスを利用しようとしている人はいるらしい。

できれば、多くの人にAmazonが単なるネットの本屋さんではなく、まったく別次元の競争でトップクラスにいることを知ってもらった方がいいと思うのだが、たぶん無理なことなんだろうとも思う。