面倒くさがり屋向けおいしい一人分ミルクティーの入れ方

最近、ミルクティーにハマッていてほぼ毎日の様に飲んでいます。せっかくなので作り方を紹介してみたいと思います。ポイントは「一人分」という所です。
自分の場合、もともとコーヒー派で紅茶や緑茶はペットボトルくらいしか飲まなかったのですが、無印良品でいろんな種類のお茶(ティーバッグ)を試しているうちにティーバッグではなく、葉っぱ系にも手を出してしまい、今では以前はまったく飲まなかったミルクティーを一番多く飲むようになってしまいました。


準備編

基本的に無印良品で揃えてあります。もちろん、同じように使えるものがあれば、別のもので構わないと思います。

耐熱ガラス製のマグカップです。当初、耐熱ガラス製品は使ったことがなかったので、買う気はなかったのですが、以下で紹介するストレーナーに対応しているコップがこれしかなかったので、これを買いました。今では冷たいものも暖かいものもこれ一つで違和感なく飲めるので重宝しています。

いわゆる茶こしです。上のマグカップと組み合わせて使います。二人分以上を作るのであればポットと組み合わせるのが良いのでしょうが、マグカップと組み合わせられる所がポイントです。また、抽出後にマグカップから取り出したストレーナーを置いておく小皿とかき混ぜ用スプーンが必要です。

茶葉抽出中にマグカップに乗せるフタです。中国茶を淹れる場合にも使えます。

  • 茶葉

紅茶の茶葉です。個人的には今のところミルクティーならアールグレイがオススメです。Fauchon(フォションまたはフォーション)を買った後で、Kitchen Garden 三軒茶屋店で半額近い価格で売られているのを見てかな〜りショックを受けました。楽天でも買えるようです。

  • 茶葉用スプーン

茶葉を入れるためのスプーンです。フォションの缶以外は茶筒の要領で目分量で入れてたりします。しかしフォションの缶は直接入れるのは難しい形をしているのでスプーンを使っています。イヌは箸置きからの流用です。

  • 牛乳と砂糖

牛乳は低温殺菌のものが良いらしいですが、自分には味の区別がつきませんでした。砂糖は3gを1本使います。この辺の分量は個人の好み次第かと思います。ちなみに自分の場合ストレートティーの時は3gを2本、6gを使っています。

  • お湯

普通の水道水をヤカンで沸騰させています。外国産のミネラルウォーターを使った方が良いのかも知れませんが、自分はまだ試したことがないです。

  • タイマー

抽出時間を測るためのタイマーです。別に時計でもいいと思いますが、自分は砂時計を使っています。


淹れ方編

紹介サイトなどではまずカップを暖める様に説明していたので、最初はそうしていたのですが面倒なので止めました。自分の場合、まずマグカップストレーナーをセットして、ティースプーン1杯の茶葉を入れます。それから沸騰したお湯をカップの半分弱程度注いでフタをして、3分間そのまま抽出させます。


3分経ったらフタを外して砂糖3gを入れてかき混ぜます。最初はミルクティーに砂糖を入れて良いものなのか分からなかったので砂糖なしで飲んでみたのですが、あまりおいしいと感じませんでした。ところが砂糖3gで味がガラリと変わりました。


つぎに冷たい牛乳をマグカップ一杯まで注ぎます。冷たいまま注ぐのは、自分がホットミルク、特にあの独特の匂いが嫌いなことと、暖めたり牛乳の膜を濾したりするのが面倒だからです。また、入れる牛乳の量も最初はコーヒーのミルクの感覚で少量しか入れなかったのですが、ぜんぜんおいしくありませんでした。そこでそば湯の要領で牛乳の量を増やしていって「紅茶はコップ半分程度」の量にたどり着きました。あとはスプーンでかき混ぜてできあがりです。


感想とか

最初の方で少し書きましたがもともとミルクティーは余り好きではありませんでした。たぶん、それは自動販売機なんかの「ミルクティー」の感覚があったからだと思います。たとえば、缶コーヒーは抽出したコーヒーとは別の飲み物です(それぞれで違ったおいしさがあります)。同じように缶のミルクティーも抽出した紅茶を使ったミルクティーとは別の飲み物だったようです。
世界三大銘茶ダージリン、ウバ、キーマンだそうでそれぞれ試してみましたが、個人的にはウバの深いコクが合いました。ストレートもおいしかったですし、ミルクティーした場合も紅茶のコクが牛乳を引き立てている感じがしておいしかったです。つぎにアールグレイをストレートで飲んでみたのですが、独特のあの強い香りがするのですがそれほどおいしいとは思いませんでした。その後、ミルクティーをいろいろな茶葉で試しているうちに強い香りとミルクは非常に相性が良いことが分かってきました。ヨーロッパではストレートティーよりもミルクティーの方が人気があるそうです。アールグレイのようなフレーバーティー(香りをつけた茶葉)の種類が豊富なのはそういうミルクティーに対するニーズが強いためなのかも知れません。


上で紹介したやり方は紅茶初心者(?)の自分が試行錯誤でやっているあくまで自己流です。ただ、道具さえ揃えれば気軽に飲めて、片付けも楽なのが利点だと思います。また、緑茶や中国茶も同じ要領で淹れられます。わざわざ1杯の紅茶のためにポットを出したり片付けたり、洗ったりするのは面倒です。もし上記のような食器がなければ自分はティーバッグ止まりだったと思います。