「斬撃のレギンレイヴ」ファーストインプレッション

Amazonからの発送メールが今日のAM2:00に来ていたので、届くのは明日以降かと思っていたら12:00ごろに届きました。そこでとりあえず、遊んでみました。

オフラインのみ5時間程度。コントローラはモーションプラス、リモコン+ヌンチャクスタイルのみ。今、丁度、ステージ10をクリアしたところです。

で、今の感想は「炎の杖」最高!。最初、訳も分からず、目の前の巨人に使ったら、爆発に巻き込まれて死にかけました

このゲームの「斬撃のレギンレイヴ」というタイトルやカッコ良さげがなパッケージ、「過激な表現が含まれています」といった注意事項などに惑わされてはいけません。このゲームはシリアスゲームの皮を被った馬鹿ゲーです。

序盤のステージは操作に慣れるためのステージなのでよく分かりませんでしたが、徐々に面白さが分かってきます。何も難しいことはなく、逆に非常に単純です。

  1. 巨大な敵をやっつける
  2. ワラワラと湧いてくる敵をやっつける
  3. 巨大でワラワラいる敵を強力な武器を使って、一撃で、もしくはバッサバッサをやっつける

小さな子供が積み木の塔を崩して面白がるのと似ているかも知れません。

ただ、このゲームに任天堂らしさを期待すると裏切られるのでやめておいた方がいいです。任天堂はとても完成度の高いゲームを作ることが得意ですが、これは任天堂が販売しているにも関わらず、そういう任天堂らしさは微塵も感じられません。

独特の操作方法のために、トレーニングモードが用意されているのですが、単に動画で操作方法を説明するだけでまったくトレーニングになっていません。また、オプションではよく意味の分からない設定項目がたくさん並んでいたりします。

なかなかうまく説明することができませんが、以下、2ちゃんねるのスレッドからの引用です。

120 名前: なまえをいれてください Mail: sage 投稿日: 2010/02/11(木) 16:28:49 ID: wfLm6Ei+
単刀直入に聞きたいんだけど、面白い?
今買おうかかわまいかすっごく悩んでんだけどさ


129 名前: なまえをいれてください Mail: sage 投稿日: 2010/02/11(木) 16:30:15 ID: sItdjeuy
>>120
買え
クラコンもモープラも買え


131 名前: なまえをいれてください Mail: sage 投稿日: 2010/02/11(木) 16:30:36 ID: 99KOgXUq
>>120
面白すぎて腕が疲れる
でもやっちゃう
そんなゲーム


134 名前: なまえをいれてください Mail: sage 投稿日: 2010/02/11(木) 16:31:41 ID: kb6+st/R
>>120
単刀直入に答えてやる、面白い!
だがあえて言っておく、これはB級ゲーだ、バカゲー
快適さなんて求めるな、お前が慣れろ、コツをつかめ
細かいとこまで手が届く丁寧なゲームと思うな、以上


135 名前: なまえをいれてください Mail: sage 投稿日: 2010/02/11(木) 16:31:44 ID: TrApW4ur
>>120
慣れるまで微妙だけど慣れると面白いよ
30分ありゃ理解できる


141 名前: なまえをいれてください Mail: sage 投稿日: 2010/02/11(木) 16:33:53 ID: wfLm6Ei+
>>129,131,134,135

おお、か、買ってきます
モープラもセットで、雨の中原付でいきやす!

【Wii】斬撃のREGINLEIV 23撃目【レギンレイヴ】:2ちゃんねる


斬撃のREGINLEIV (レギンレイヴ) (特典無し) - Wii

斬撃のREGINLEIV (レギンレイヴ) (特典無し) - Wii

AmazonのみオリジナルCDが特典として付いていましたが、すでに特典付きも特典なしも売り切れとなっていました。ゲームは一日◯時間さんによると問屋含めて品薄だそうなので、これから購入される方はボッタクリ価格には気を付けた方がいいと思います。


追記(2010/02/13)

現在のプレイ時間が14時間を超えたところなのですが、当初の認識が少し違っていたようなので訂正しておくことにしました。
このゲームは、とにかく面白くて止め時が分からなくなるようなゲームです。これまでもWii向けに棒振りゲームと馬鹿にされてもおかしくないゲームがいろいろ発売されてきましたが、どれも取ってつけたような感じがしていたと思います。しかし、このゲームはWiiのコアゲーマー向けで初めての成功例かもしれません
以前、「RPGのリアリティ」というタイトルで次のように書きました。

RPGにとってのリアリティとは何だろうかと考えたとき、それは目に見える「表現」ではなく「過程」ではないかと思う。冒険を始めた当初は手こずっていたスライムでも、戦闘を繰り返して経験を積みレベルを上げることによって、圧倒することができる。そして、以前はまったく歯が立たなかった格上のモンスターとも互角に戦えるようになり、自分が強くなったことを「実感する」ことができる。この一連のプロセスこそがRPGのリアリティのような気がする。いかにプレイヤーに成長したことを実感させることができるかが、RPGの面白さではないだろうか。極論すれば、多くの村人も凶悪なモンスターや敵のボスでさえもプレイヤーに成長を実感してもらうための道具に過ぎない。

RPGのリアリティ - うつせみ日記 (Utsusemi Nikki)

斬撃のレギンレイブは巨人を倒すと手に入る結晶を使って新しい武器を生み出すことができます。この武器はそれぞれ見た目が違うだけでなく「演出」がとても凝っていて武器の操作性をいろいろ楽しむことができるんです。これまでのゲーム内に登場する武器の大きな違いは攻撃力でした。たとえば、ひのきの棒よりハガネの剣の方が攻撃力が強いとか。このゲームに登場する武器もそれぞれ攻撃力が違うのはもちろん、それ以上に使い勝手が全然違うんです。剣は切るための武器ですし、槌(ハンマー)は叩き潰すための武器、槍は貫くための武器ですが、ちゃんとそれらを操作性と映像で表現しているんです。こう書くとモンハンと同じように見えるかも知れませんが、Wiiリモコンとの相性やそれぞれの武器へのこだわりが凄いので、まったく別モノに感じます。今のお気に入りの武器は、槌(ハンマー)と手榴弾(?)なのですが、このゲームの手榴弾は扱いが難しく自爆して時々死にかけています。


また、「任天堂らしさは微塵も感じられません。」と書きましたが、一つ例外がありました。Amazonの初回特典でサウンドトラックCDがついてきたのですが、それは普通の音楽CDのようにプラスチックケースに入っていました。過去、「大神」や「ベアラー」でサウンドトラックCDがついてきたことがありましたが、いずれも紙ケースでした。これは任天堂販売だったからかも知れません。


また、2ちゃんねるで面白いアスキーアートを見つけたので掲載しておきます。「象さん」ですが、ゲームを進めていけば何なのかすぐに分かると思います。

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「世界一面白い」はどれだけ売れるんだろうか(2011/02/14追記)

このゲームの開発者は「世界一面白い」と言っていますが、私ももしかしたらそうかも知れないと思っています。
でも仮に世界一面白いとしても、そのゲームが売れるかどうかは別の話です。過去に面白いと言われながら売れない名作はたくさんありました。ただ、稀に無名の新作が全く新しいジャンルを切り開いて、大ヒットすることがあります。有名なのはポケモンやモンハンです。斬撃のレギンレイブがそういう稀有なタイトルに育つのか、それとも一部の人しか知らない埋れた名作になるか、今の時点では分かりません。
このゲームはCEROでDに分類されており17歳以上が対象とされていますが、16才以下の子どもが買えないわけではありませんので、たぶん買って遊んでいる子供もいると思います。そして、このゲームの面白さに気づいたなら、他の同じようなジャンルのゲーム(大勢の敵を一掃したり、巨大な敵と戦うゲーム)に味気なさを感じるようになるのではないかと、思うのです。それをかつての自分に重ね合わせると、初代ドラクエやFFをやって続編を楽しみにしていた記憶と重なります。あの頃の家庭用ゲーム機はスペックが低かったので、ゲーセンやPCゲームと比べるといろいろな点で劣っていましたが、それらをアイデアと面白さでカバーしていました。これは斬撃のレギンレイブPS3Xbox360のタイトルと比べた時と、とてもよく似ていると感じます。
このゲームがドラクエやFF並のポテンシャル秘めているのか、単なる面白いゲームにすぎないのか、童心をはるか昔に忘れてしまった今となっては分かりません。余りにも余計なものをいろいろと考えすぎてしまうので。ただ、それでも何か尋常じゃないものを感じるのも確かです。