商品紹介のないゲーム雑誌を考えてみる
前回のエントリで商品紹介をメインにしているファミ通を批判するようなことを書きましたが、では商品紹介をしないゲーム雑誌はどんな感じになるのかを考えてみました。結論から書くと、こんな雑誌は売れないような気がします。
特集記事の例
- 家庭とゲーム
- 映画とゲーム
- 健康・ダイエットとゲーム
- 英語とゲーム
- ゲーム業界あれこれ
家庭とゲーム
昔は「一日一時間」と言われてゲームで遊ぶ時間が制限されていましたが、今はどんな感じなんでしょう。昔と今ではゲームに対する考え方も変わっていると思いますが、どうするのが良いのか困っている家庭も多いのではないでしょうか。
そういう人達向けに学校や塾の先生方にゲームとの上手な付き合い方をインタビューした記事を載せると、参考になると思います。たぶん、先生にもよると思いますが、ゲームを全否定する先生は少ないと思います。逆にゲームを持っていない子供は友達と遊べず嫌な思いをするかも知れません。Wiiの間には学研のCMがあったり、明光義塾がスポンサーになっていたりするので、これらの企業は少なくともゲームを悪とは考えていないと思われます。おそらく、インタビューは、ゲームの有り無しよりも家族でどれだけコミュニケーションがとれているかが大事、という結論になりそうな気がします。
また、いわゆる名門学校に入学した生徒がゲーム機を持っているかどうかも調べて欲しいです。人それぞれなんでしょうけど、ゲーム機を持っている子供がそれなりにいれば、安心する両親は多いのではないでしょうか。
他にはケータイとモバイルゲームの話も関心が高いと思います。
映画とゲーム
現行世代のゲーム機でブルーレイを再生できるのはPS3だけですし、地デジ録画が可能なトルネの発売も決まっているので、PS3でどれだけ映画が楽しめるのかを記事にして欲しいです。また、通常のブルーレイ再生機との違いも書いて欲しいです。
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2010/03/18
- メディア: Video Game
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健康・ダイエットとゲーム
海外にはWii Fit で114kg→63kgのダイエットに成功した女性がいるそうなのでそういう体験談を載せれば面白そうです。また、逆にWii痛やWIiFitで骨折した話もあわせて掲載すべきでしょう。
DSには歩数計やポケモンのような歩数計付きゲームもあるのですが、Wii/DS以外だと健康・ダイエット関係のソフトはちょっと思い付きません。
英語とゲーム
Xbox360にはボイスチャットがあり世界中の人とゲーム内で会話ができるので、英会話の勉強になるかも知れません。ちょっと検索したらまさにそれをやっている人を見つけました。
英会話学校に行ったことはないので良くわかりませんが、料金は結構高額らしいですし、1対多での学習でしょうから、もしかしたらこういうゲームを使って直接話をした方が上達するかも知れません。
あとは定番のDSえいご漬けとかPSPの英語ソフトもあったと思います。
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2007/03/29
- メディア: Video Game
- 購入: 30人 クリック: 272回
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- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2005/11/17
- メディア: Video Game
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ゲーム業界あれこれ
個人的にはとてもやって欲しい企画なのですが、匿名でかまわないのでサードパーティの人たちに集まってもらって、ファーストに対する愚痴を言い合って欲しいですね。そして、後日、その愚痴をファーストの所に持っていって何らかの回答が貰えたらベストかなと。任天堂のWiiでは「サードのゲームが売れない」とよく言われるので真面目に答えてくれるかも知れません。
最後に
日本国内の現行世代据置機の販売台数は約1,600万台なのですが、国内世帯数は約5,000万弱なので3,000万世帯以上の家庭は据置型ゲーム機を持っていないことになります。DSやPSPだけがある家庭もあるのでしょうが、やはりゲームは据置機で遊んで欲しいと思います。でも、もともとゲームに興味のない人がゲーム機を買う可能はほぼゼロでしょう。しかし、子供に関心のない親はいないでしょうし、映画が嫌いという人は余りいないでしょう。誰でも健康でいたいと思いますし、多く人は英語を話せるようになりたいと思っていると思います。そういう一見、ゲームとは関係のない物事をきっかけにして、一人でも多くの人がゲームに触れてくれればいいのにと思って、このエントリを書いてみました。