良くないモノを無くすことで健全にするという考え方

子供の安全と健全育成の前では、漫画家の「表現の自由」など取るに足らない

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これを読んで色々と思うところがあったのですが、ほとんどのことは以下のエントリに書かれていたので手短に書こうと思います。

そんで最後に。世界中にあまねく存在する「あなた」たちへ。

 それでも子供は、汚いものや醜いものを見ようとするよ。人間が、この世界が、総体としてどんなかたちをしているのか、子供たちは知りたがる。

 それに対する「あなた」の解答はなにか。「汚いものなど存在しない」と言った瞬間、「あなた」は人間の歴史と、子供たちの未来に対する虚偽の証言をしたことになる。そして「本当は汚いものはあるけど、まだあなたたちは知る必要がない」と子供に対して言ったとき、子供はその理由を知りたがるだろう。

 「あなた」はそれを説明できるか。世界が、たとえようもなく豊穣で、美しく、同時に陰惨で、醜く、そうしたものの総体として存在することを引き受けて立つ、一人の人間として。

 俺は、たった一人でそれを探した。だれも、教えてくれなかった。

http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20100316/1268714062


世の中には一般的に良くないと考えられているものはたくさんあります。しかし、良い悪いの考え方は人それぞれなので、各々の人が思っている「良くないモノ」を片っぱしから規制していけば、結局、何も残らなくなります。いや、最後に残っているのは良い悪いを決める権力者とその取り巻き達だけでしょう。こんな社会は健全とは正反対の社会です。

つまり、権力で表現の自由・思想の自由を奪うという考え方そのものが、子供の安全や健全性、そして未来を奪うことなのだと思います。