1945年8月15日

昨日は全国的に終戦記念日でした。

菅首相は式辞で、「亡くなられた方々の無念を思うとき、悲痛の思いが尽きることなくこみ上げてくる」と、約310万人に上る戦没者を悼んだ。そのうえで「多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対し、多大の損害と苦痛を与えた」と述べ、深い反省と哀悼の意を表明した。

でも、戦争を仕掛けて降伏したのに「終戦」と言うのはちょっと不自然に感じます。Wikipediaによると1952年までは、降伏の日や降伏記念日、敗戦記念日と呼んでいたそうですが、こちらの方が実体を表しているように思います。


極東の王国で「終戦」記念の式典が行われた日、西の王国ではVJ-DAY(Victory over Japan Day)、つまり日本に勝った記念式典が行われました。

The Prince of Wales and prime minister joined veterans to remember the almost 30,000 British service personnel who died in the Far East.

約3万人のイギリス人が極東で亡くなったそうです。動画からは厳粛な雰囲気が伝わってきます。

明日、8月17はインドネシア独立記念日です。言うまでなく、とても大事な日です。学校や役所などで国旗掲揚と国歌斉唱の特別なセレモニーが行われます。いろいろな国にあるインドネシア大使館でもきっとそうです。

日本の「終戦」の年は、インドネシアにとって「独立」と「開戦」の年でした。オランダの植民地だったインドネシアを日本が占領し、インドネシア独立に向けて準備を進め、日本降伏後の8月17日にインドネシアは独立を宣言します(独立宣言文の日付は皇紀が使われていたそうです)。その後、約4年間もオランダとの戦闘が続いたそうですが、最後には名実ともに独立を獲得します。

以前に読んだ本を思い出しました(第5章 インドネシア独立を助けた日本兵)。今ではpdf化されてPCの中に入っています。

世界が愛した日本

世界が愛した日本