はてブはTwitterに置き換わるかも知れないと思った話

結構長い間、はてブはてなブックマーク)のホットエントリを見るのを日課にしているんですけど、最近、ソーシャルブックマークサービスの人気がないようで残念です。海外のサービスである delicious をYahoo!が売却するというニュースが昨年、流れていました。

デリシャスは数年前は独立したサービスであったが(当時はディグに次ぐ地位を確立していた)、多くのユーザーがEvernoteエバーノート)やInstapaper(インスタペーパー)等のその他のブックマーキングサービスに乗り移ったため、知名度は落ちていた。

たぶん、はてブは delicious を参考に(いや研究してか)して作られた、いかにも日本企業の成功パターンを踏襲したようなサービスだと思っているので、同じ道を辿らないか気になってしまいます。

結果として、日本企業は海外で流行ったサービスを、いち早く輸入してきて、
日本語向けにアレンジすれば勝てるという構図が生まれました。

日本のソーシャルブックマークサービスとしては、はてブの他にもChoix.jpやBuzzurllivedoor クリップといったサービスがあるんですが、人気エントリが一桁という過疎ったサービスもあるようで、はてブは他の追随をゆるさない圧倒的な勝ち組の様相を呈しています。やはり数は力です。日本語のソーシャルブックマークを使うなら、はてブを選べばまず間違いないと言えるのではないでしょうか。


ところで、最近、Twitterが人気のようです。ミニブログとも呼ばれているようですが、パソコンとほとんど縁のない母親まで知っていて正直驚きました。きっかけは何だったんでしょう。芸能人の暴露話か何かでしょうか。日本の2011年1月1日の4秒前に秒間のツイート数が最大数を記録したそうですし、国内でもかなり数の人が使っているようです。個人的な感覚ではキャズムを超えてしまっている感があります。
対して、はてブはてな村界隈では通じても、一歩、村から外へ出ると知っている人の方が少ないでしょう。たぶん、ソーシャルブックマークという言葉も知らないでしょうし、説明してもその意味や価値を分かってくれない気がします。でも、それで自分としては構わなかったです。はてブはてブとして気に入ってましたし、Twitterはあまり興味がありませんでしたし。


でも、ふと気づくと、はてブのホットエントリみたいなTwitterベースのサービスができていました。

http://tweetbuzz.jp/
http://tweetmeme.com/
http://tubuclip.com/
http://twib.jp/

TwitterもURLを含むメッセージを発信できる点でははてブ同じなので、そのメッセージを集約すれば人気エントリを抽出できます。いくつかのエントリのはてブ数とツイート数を比べてみると、技術系ははてブが多く、芸能やアニメ系はツイートが多いように見えました。ちゃんと統計をとった訳ではないので実際のところはよく分かりません。でも、人気エントリを見つけるという目的からすると、これらのTwitterベースのサイトで十分な気がしますし、今後、Twiterユーザーが増えていくならこれらのサービスの方が将来性がありそうです。


でも、Twitterはまともな検索機能がないので、はてブの代わりには使えない、そう考えていました。

Twitter専用の検索サービスもいろいろあるのですが、1週間程度しか検索できないようです。これではブックマークとしては使えません。
ところがツイートを自動でログするサービスが見つけてしまいました。

一度、登録してしまえば勝手にログしてブログ化してくれるので、全文検索も可能です。これを使えば完全にTwitterはてブの代わりに使えそうです。同じ機能なら別のサービスに切り替える必要はないんですけど、やはり数は力です。はてな村界隈でしか通用しないローカルサービスより一般層に認知されているサービスの方が将来有望です。また、はてブで最近気に入らないこととして、エントリタイトルだけの機械的なコメントが増えたことがあります。これらがコメントを埋め尽くしているのを見ると正直、ウンザリしてしまいます。それよりはまだ「氏ね」とかの方がまだ人間味があると感じますが、まあ、個人の主観によるんでしょう。そう感じるのは自分がはてブミニブログのように使ってきたからかも知れません。


なお、はてブに批判的なことをいろいろ書いてみましたが、はてなのサービスは長年愛用して気に入っているので、はてブはこんなに素晴らしいんだ、という内容のエントリがあれば読んでみたいです。とりあえずは、はてブTwitterを併用していこうと思います。

関連

はてブも無料サービスと有料サービスがあってそれを支えているのは多くの無料会員なので、このエントリで書かれている話と同じ構造だと思います。