僕が Amazon.co.jp を使う理由。

思ったことを書いてみる。


北海道の田舎で育った。新聞配達のアルバイトで貯めたお小遣いでCDラジカセを買うことにしたのだが、両親から地元の電気屋さんで買うことを半ば強制された。町には個人経営の電気屋さんが1件しかなく、そこでは何でも定価で売られていた。若干の値引きをしてくれた気もするが、ほとんど定価だった。電化製品というものは、大概、何らかの故障が起きるもので、そういう時は電気屋さんと懇意だと便利だったのだろうと、今は思っている。もしかしたら、地元同士の助け合いの気持ちがあったのかも知れないが、それは分からない。


冒頭のエントリではアマゾンが日本に税金を払っていないからアマゾンを使うのをやめたということが書いてあった。この話を読んで、真っ先に地元の電気屋さんでCDラジカセを買ったことを思い出した。地元で買い物をすれば、若干でも地元に貢献したことになる。都会の量販店で買えば安く買えるだろうが、地元には貢献しない。同様にリアルでもネットでも日本の店で買い物をすれば、日本の税金の足しになる。アマゾンで買うとその分がアメリカの税金になるのだろう。


正直に言うと、自分の使ったお金の一部が日本とアメリカのどちらに行こうと構わない。自分の損得とかではない。気になるとすればその使われ方がずっと重要だ。学校や病院、警察などの社会にとって必要なシステムは税金で維持する必要があるだろう。しかし、誰も利用しない建物が建てられたり、言いがかりをつけて戦争をすることに使われるのはおかしい。しかし、税金がどう使われるかを自分では決めることができない。


自分がアマゾンを使う理由は色々ある。商品が豊富だし、便利し、レビューや紹介システムは使いやすい。ただ、それらの理由以上にブロガーに寄付できるところが気に入っている。別にそのブロガーが紹介している商品を買わなくても良い。そのリンクをたどって別の商品を購入すれば何%かがそのブロガーに支払われるニコニコ動画のファンならニコニコ動画経由で商品を購入すれば良い。つまり自分は、アマゾンがネットにお金を還元しているところが気に入っているので大概の買い物はアマゾンでしている。もちろん、価格が安くて送料無料なところも重要なのだが。