秋葉原「ねこJaLaLa」に行ってきた

秋葉原にある猫カフェ「ねこJaLaLa」に行ってきました。

ホームページによると「定員約8名の小さな猫カフェです。15匹以上の猫と身近に触れあうことが出来ます。」とのことです。実際、私がいた1時間の間はほぼ定員の8人前後の人がいたと思います。
入店時に入店時刻の書かれたカードを渡されて、基本的な仕組みの説明と手洗いを行いました。他のお店では、それらの下準備が終わってから、「入店時刻」としていたところが多かったと思うのでちょっと驚きました。店内はそれほど広くはないというか通路状の細長い形をしていて無駄がない感じがして、常に窮屈な感じを受けました。店員さんが約3人に10人弱のお客さん、そして10匹以上の猫が狭い部屋に押込められている、ようにも思いました。
お客さんの数は制限している(混んでいる時は入店を待ってもらうことがあるそうです)ためか、お客さんより猫の数は多いので、猫が足りないという感じはありませんでした。ただ、あまり猫と遊べているお客さんはいなかったと思います。そういう時、店員さんが猫じゃらしの使い方の手本を見せてくれていました。使う人によって、猫の反応がまったく変わるのが面白かったです。
個人的に残念だったのは、店内の明かりが不足していて写真が上手く撮れなかったことです。決して薄暗いという訳ではなく、オレンジ系の軟らかい感じの明かりで、いい感じの雰囲気を出せていたと思います。ただ、私のカメラのAFがほとんど使えず、ボケボケの写真ばかりになってしまいました。まともにフォーカスが合ったのは、カウンターの蛍光灯の近くや天井にいる光源の側の猫ぐらいでした。ちなみに猫の目は強い光に弱いのでフラッシュは厳禁です。失明する可能性もあるそうです。



この2匹の猫はカウンターの前でお互いに睨み合っていました。お客さんに渡される飲み物やガムシロップが目当てのようです。

この猫は見かけによらず(失礼!?)、店員さんの猫じゃらしでアクロバティックな動きを披露して観客を喜ばせていました。

こっちは、ずっと上で横になっていたような気がします。



以前、この「ねこJalala」の2号店が高田馬場にあったのですが、2008年9月25日にオープンして2010年6月21日に閉店となったそうです。猫好きな人にとっては一日中、猫と居られる猫カフェは一つの理想の仕事かもしれませんが、経営という観点で見ると非常に厳しそうです。普通の喫茶店やレストランと違い時間で課金される猫カフェでは、長居は大歓迎でしょうが、平日含めて常時、お客さんが満員になることはないでしょうからバランスが難しような気がします。定員を増やせば休日の売り上げは一時的に上がりそうですが、それで評判が下がれば、長期的には客足は遠のきそうです。ここのお店は15匹以上の猫がいるそうですが、店の広さや店員さんの数と比べて多すぎるようにも感じました。動物を飼ったことのない素人の感覚ですが、仮に今、どうにかなっていたとしても猫も年を取りますし、その分だけ手間も増えると思います。


個人的に狭くてごちゃごちゃしているのは好きじゃないので、このお店は平日に行くのが良いのかも知れません。でも証明が弱いのがやはり気になりますが。なお、今、個人的にお勧めの猫カフェを訊かれれば、猫の居る休憩所299と答えます。そこへ行ったのが何ヶ月も前なので、記憶が曖昧なところもありますが、お客さんを楽しませる点を強く意識している店だと思いました。たとえば、猫の餌を一列に並べて一斉に与えるとか、漫画を充実させたり、無線LANやコンセントを用意して漫画喫茶ような形態にするなどです。お客さん、一人一人に割り当てられる数の猫を揃えるのは、お店にとっても猫にとってもお客さんにとっても負担が大きいのだと思います。それよりは文字通り「猫が居る休憩所」として「リラクゼーション・スペース」として、漫画を読んだり、猫と遊んだり、人それぞれが自由に過ごせるようにするのが一つの解決方法かと思います。