タブレットPCはどこへ行った?

こういう近未来をイメージしたコンセプト動画を観ると、本来自由であるはずなのに現在の常識に縛られていると感じる。子供の時に観た未来を舞台にした漫画で黒電話もどきが使われていたり、図鑑や電話帳のような本が登場するのと感覚が似ている。
要は、マイクロソフトの動画で描かれる未来はiPhoneiPadの延長としか思えない。つい数年前までマイクロソフトタブレットPCを推進していたはずなのに、ほとんどが指で操作するマルチタッチとして描かれている。Xboxで使われているKinectもまったく登場していないように見える。いったいマイクロソフトはどこへ向かおうとしているんだろうか。

一方、アップルは、20年以上前の動画の世界を、着実に現実化しようとしているように見える。まさに驚くしかない。