Wii Uとトレーディングカードの組み合わせが面白そう

先日、任天堂の第3四半期決算説明会で今年の年末発売予定のWii UNFC(FeliCa規格、MIFARE規格)機能を載せることが発表されました。

また、Wii Uではスクリーンを搭載したコントローラが大きな特徴ですが、このコントローラにNFC機能を搭載することを決定いたしました。
NFCというのは、Near Field Communicationの頭文字で、近距離無線通信のことですが、ここで指すNFCというのは、FeliCa規格や、MIFARE規格と互換性を持つ、非接触の近距離無線通信の規格で、これから世界的に広く普及することが期待されています。
この機能を搭載することで、非接触の近距離無線通信によって、電子的にデータが読み書きできるカードやフィギュアの実現が可能になり、ゲームにおいて新しい遊びの拡張ができるようになりますし、システムの対応によって、小額課金の決済手段としても活用できるなど、いろいろな可能性が開けると考えています。


日本に住んでいるとNFCSuicaEdyなどのモバイル決済が身近ですが、ゲームに応用することを考えると、トレーディングカードとの相性が良さそうです。ゲームとカードの組み合わせてヒットさせた遊びの例としては、バーコードバトラーというものがありました。専用端末でバーコードの数値からキャラクタを生成して競い合わせるという遊びです。
パッと思いつくのは、バーコードバトラーと同じ様にNFCカードにキャラクタデータを記録し競いあうということですが、NFCは読み書きと記録ができるのでドラクエポケモンのようなRPG要素も盛り込めそうです。たとえば、ドラクエで仲間にするモンスターをNFCカードから読み込んでそのモンスターの経験値を貯めてレベルアップ後に今度はNFCカードに書き込みます。一見、NFCの読み込みや書き込みが面倒そうですが、Suica並みにアクセスできれば、それほど負担にはならないと思います。
最近はトレーディングカードゲームが流行っているそうです。半年〜1年くらい前に近所のゲーム屋さんにもカードゲームコーナーができて、子供たちがたくさん集まっていました。そういうのを目の当たりにするとカードゲームが流行っているというのを実感します。遊戯王という名称を聞いたことがあるくらいしか、カードゲームは知らないのですが、記事の内容から様々な種類のカードを使った対戦ものらしいので、テレビゲームとの組み合わせは可能そうです。NFCカードのコストはこの記事によると1枚おおよそ60円くらいらしいで、トレーディングカードに入れたからといって桁が変わるほど値段が上がる訳ではなさそうです。Wii U対応の遊戯王ゲームが出るのか、ポケモンのカードゲームが出るのか、あるいはその両方なのかは分かりませんが、いろいろ期待してしまいます。