目黒区西小山「Cats安暖邸」に行ってきた

目黒区西小山にある「Cats安暖邸」に行ってきました。ここも「えこねこ」と同じく保護猫の里親を募集している猫カフェです。なお、本エントリで病気と思われる猫の写真を掲載しているので、見たくない方は読み進まないで下さい。また、このブログはブログ主の主観で思ったことを書いていますので、意図せずに間違ったことを書いてしまうこともありますが、ご了承下さい。

入店まで


東急目黒線 西小山駅から歩いて数分の場所にあります。ただ、お店に分かりやすい目印がないため一度、お店の前を素通りしてしまいました。iPhoneGoogleマップで安暖邸で検索すると候補がでます。(猫カフェは基本的に分かりづらい場所にあるので、自分はいつもGoogleマップを使っています。)
建物を入ってすぐの階段を上ると玄関になっています。そこで靴を脱いで、スリッパまたはそのまま入店します。初回はお店のシステムの説明があり、その後は手を洗って、あとは自由です。

内装・設備

はっきり言って狭いです。お客さんの定員は4人、8人だとかなりキツイ感じになります。ガラスケース状の冷蔵庫に缶ジュースが入っており、一人一本を好きな時に飲めます。いつもは猫じゃらしを自由に使えるそうなのですが、私が行った時は猫風邪が酷いとのことで、使用禁止となっていました。

猫たち

猫はたくさんいます。子猫も多いです。猫について書きたいことが色々あるのですが、感想欄に書きます。

お店のブログによると30匹弱いるらしいです。この写真はお店の半分です。

感想

「猫屋敷」という言葉ありますが、この猫カフェが個人的に一番合っていると思います。「カフェ」という言葉からはほど遠い印象でした。
この「猫カフェ」に入って最初に感じたことは、凄い猫臭です。これまで10〜20店舗ぐらいの猫カフェに行きましたが、お店によって猫臭があったり、まったくしないお店もありました。ただ、このお店は他のお店とはかけ離れた状態でした。空気清浄機もありましたが、猫の数に比べて少ないのかも知れません。また、臭い関連で言うと、「不衛生」という印象を感じました。絨毯に様々なシミがついて汚れていました。そして、猫も汚れていて、毛並みも悪かったです。人懐っこい猫も多く、すり寄ってきたり、膝の上に乗ったりして来て、それ自体はうれしいのですが、同時に強い猫臭がするので困ってしまいました。
そして、最初の驚きから、ある程度落ち着いてからよく猫を見てみるとどの猫も目がおかしいことに気づきました。




ぱっと見で片目が赤く腫れていておかしいと気づく猫から、よく見ないと分からない猫もいますが、起きて動いている猫で異常のない猫はいないように見えました。家に帰ってからネット検索すると、猫には瞬膜というものがあり、具合が悪いと露出することが分かりました。

ここの猫の症状がこれなのかどうかの確信は持てませんが、かなり異様に見えました。
保護猫という経緯がある以上、病気の猫がいるのは当然かも知れませんが、だからこそお店の衛生状態が良くないことに、ショックを受けました。あまりにも猫が痛々しく、長くそこに居ることができませんでした。



ただ、後から考えると、猫カフェから逃げようとした猫が居なかったことに気づきました。体が弱っていて、逃げる元気もないと考えることもできますが、猫からすれば食べ物に困らず、安全な場所があって、たくさんの仲間に囲まれた生活は幸せなのかも知れません。人からすれば「不衛生」でも、猫は気にならないかも知れませんし、それが原因で風邪を引いたとしても猫は何も思わないでしょう。お店のブログに里親が見つかってトライアル中の猫が、他の猫がいない環境に慣れることができず、お店に戻ることになったと書かれていました。人それぞれ幸せの形が違うように、猫にも猫にとっての幸せがあるということだと思います。



それでも、ここの猫カフェインパクトは凄いと思うので、誰かを初めて猫カフェに連れてくるならこのお店は避けた方が良いと思います。