「おさわり探偵 なめこ栽培キット」レビュー

iPhoneを買ってから3年以上経ちますが、iPhoneでまともにゲームはしたことがありませんでした。いくつかのゲームはダウンロードしましたが、数分で飽きて消してしまっていました。
この「おさわり探偵 なめこ栽培キット」は、初めてiPhoneでクリアしたゲームになります。

最初の印象

ネットの記事で話題になっていると書いてあったのと、レビューの評価が良かったのでとりあえずインストールしてみましたが、紹介ページにある「世界初!本格なめこ育成ゲーム!!」の意味がさっぱりわかりませんでした。なめこを育成?それって面白いの?っていう感じです。
とにかくゲームを始めると簡単なチュートリアルがあるので、分からないなりに言われるまま操作すると、何となく始まります。そして、何となく分かったのは、ニンテンドッグやたまごっちの様な育成ゲームらしいことでした。時間が経つと画面中央の木になめこがにょきにょき生えてくるので、それを指でなぞると収穫数に応じてNp(なめこポイント、お金みたいなもの)が増えます。この「収穫」操作が地味に心地よく、この後何度もやる操作なのですが、あまり苦に感じませんでした。この点は良くできていると思います。

主なゲームの目標

基本的な操作方法が分かると、ゲームの目標らしきものが見えてきます。
なめこの収穫によりNpを貯めると、Npを支払って新しい設備を購入できます。設備には、なめこが生える「原木」となめこが発生速度を上げる「加湿器」、なめこを枯れにくくする「保温器」、レアなめこが生えやすくする「照明」があり、原木を除くとそれぞれ1から10までのグレードに分かれていて、最初の設備はグレード1になっています。そして、より高いグレードの設備だとよりレアで珍しいなめこが生えてきて、より高いNpが得やすくなるようになっています。
つまり、とにかくNpを貯めて、より高いグレードの設備を購入することが、ゲームの目標になります。

ゲームの楽しみ

なめこの収穫は同じことの繰り返しなので単調でもあります。でも、見慣れないレアなめこが生えてくるとちょっと嬉しかったりもします。なめこ図鑑というものがあり、最初はシルエット表示なっていて、収穫すると初めて表示と説明が追加されるのですが、名前と説明にけっこうユーモアがあって楽しいです。ばかばかしい、くだらないとも言えますが、好みだと思います。

終盤

グレード10までくると、後はなめこ図鑑のコンプリートが目標になります。たしか、自分の場合は2週間くらいかかったと思いますが、その位で最初の図鑑のコンプリートでした。「最初の」と書いたのは、次があるからなのですが、本当のコンプリートまでにはさらに1週間くらいかかった気がします。

感想

据置ゲームや携帯ゲームと違い、何も考えずに気楽に遊べるのが良いと思いました。ちょこちょこっと操作して、あとはしばらく放っておいて、なめこが生えてきたら収穫という繰り返しですが、時々、レアなめこが見つかったり、設備のグレードがアップしたりという変化もあります。
途中で投げ出さなかった理由として、今までスマホのゲームをやったことがなかったというのがある気がします。たぶん、似たようなゲームはもうやらないですし、このゲームの続編もやる気はないです。
グリーやモバゲーはクレジットカード番号か携帯電話番号を入力しないと遊べなかったので、やったことはないのですが、この「なめこ」のようにお金のことも気にせず何も考えずに気楽に遊べるゲームはいいと思いました。

その他

もともとこのゲームは、DS用「おさわり探偵 小沢里奈」のiPhone版の宣伝用のアプリだったそうですが、想像以上に人気となったようです。「おさわり探偵 小沢里奈」も最初の話は無料だったので、遊んでみましたが、独特の絵柄と雰囲気が気に入って面白かったです。ただ、結構時間がかかるのと、謎解きが無理ゲーっぽく感じたので有料版は手を出してません。