紙の本がなくなる日

紙の本は無くならないという話がある。
http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=6114

人は言葉で考えて意思疎通する生き物なので、言葉がなくなることはないし言葉を視覚化する文字がなくなることもないだろう。でも文字を記録する媒体は読み書きできればなんでもいいのではないだろうか。その時代に使える物で利便性、保存性、費用などの面で目的に合ったものが使われるだけだろう。
たしかに電子書籍を読むにはデバイスが必要だ。でも逆に電子書籍なら重くかさばる本と呼ばれている紙の束を持ち歩く必要がある。また今は電子デバイスを受け付けない人はたくさんいる。でも今後、デバイスもより良くなっていくだろうし人も変わっていくだろう。
いずれ本と言えば電子書籍を意味する様になり、紙の本は博物館でしか目にすることがなくなる様になると思う。それが30年後なのか50年後なのかは分からないが。


昔はどこの家にもあった黒電話が今では絶滅危惧種になり、電話ボックスが激減し、電車の中では多くの人が携帯電話やスマホを見ているのが普通になった。携帯電話のキャリアの社長が日本でスマホは受け入れられないと言った数年後にはスマホが年間販売台数でトップになったりする。
http://japan.cnet.com/news/business/35029820/

技術の変化が早すぎて専門家でも将来を見通すのが難しい時代なのだろう。これまでのやり方に慣れている専門家だからこそ、新しい考え方を受け入れられないだけなのかもしれない。
人はなかなか変わらないが、技術は否応無く進歩し世の中も変わっていく。今は一部の紙の本が電子書籍化されているがそれが逆転して電子書籍が普通になった時、紙に固執する人たちは不便な思いをするのだろう。