音声合成って、危なくないですか?

PENTAX 製品紹介:音声ソリューション
こちらのサイトで音声合成サービスのでデモを実演しているのですが、女性の声はほとんど人の声と区別できません。一部の単語で違和感があることもありますが、たぶん、何も知らずに声を聞かされたら、人の声だと思うでしょう。(男性の声は、やっぱり、いかにも合成音声っていう感じでしたが。)

以前、以下のようなエントリーを書いたことがあります。
うつせみ日記 - ポッドキャストの普及条件

つまり、ポッドキャストが普及するには、ブログと同じ条件である匿名性のある音声が必要だと思うわけです。

ただ、今のコンピュータの合成音声は、”いかにもコンピュータで合成しました”という感じなのでとても自然な音声とはほど遠い状況です。人間と同レベルを実現するのはまだまだ先の話なのでしょう。

つまり、ブログ並にポッドキャストが普及するのもまだまだ先になるでしょう。

というように、「ポッドキャストが普及するには匿名性を維持できる環境(技術)が必要だが、それはまだまだ先の話ですよ」と書いたのですが予想よりもずっと早くに人と区別の付かない音声合成が実現できそうです。


それにしても、音声合成が発達するとやはり恐怖を感じてしまいます。それは普段の生活で音声は個人認証の機能を備えているからです。例えば、誰かの声をそっくり真似できる技術が表れた時のことを想像してみてください。そして、携帯に電話がかかってきたら。。。オレオレ詐欺の比ではないでしょう。ほとんど悪夢です。例え、誰かの声が真似できなくても、コンピュータが電話をかけることが出来るようになったら、メリットよりもデメリットも方が多い気がしませんか。勧誘電話が24時間かかってきそう。