オーマイニュース オ・ヨンホ代表によるセクハラ発言

8月28日に創刊されたばかりのオーマイニュースで早速スクープ記事?が投稿されました。

OhmyNews:オーマイニュースに滝川クリステルがやってきた!

インタビューは、二人の握手と滝川さんの照れながらの「アンニョンハセヨ」という韓国語での挨拶から始まった。滝川さんからはオーマイニュースの日本進出の理由や、既存メディアとの違い、また靖国竹島問題を含めた韓国との関係のほか、少子化問題についての質問も飛んだ。

 カメラが回っていない時には、呉代表が「少子化問題を解決するために、滝川さんもがんばってね」と話すと、まず滝川さんは「私もメディアを通じて・・」と言いかけたが、代表がすぐに「いや、あなたが結婚してってことだよ」と笑いながら話すと、滝川さんも笑いながら「わかりました」と返していた。

(強調は引用者)
呉代表:「少子化問題を解決するために、滝川さんもがんばってね」
滝川さん:「私もメディアを通じて・・」
呉代表:「いや、あなたが結婚してってことだよ」
滝川さん:「わかりました」

呉代表のセクハラ発言を、滝川さんがとっさにフォローしようとしたのに、呉代表が台無しにしています。
この記事が投稿された途端、コメント欄にはセクハラ発言に対する多数の批判意見が寄せられました。9月2日時点で、コメントの合計は118件となっています。このコメントには

116 Hounddog(hounddog) 2006-09-02 07:54:00
結局謝罪も何もなし、ランキングからも消して自然消滅狙いですか。
この問題を「無かった事」にしたいという編集部の意図が見え見えですね。

というものもあり、おそらく上位にランクインしていた記事が突然、ランキングから消えたらしいことが書かれています。
OhmyNews−お知らせ

「アクセス☆トップ10」設定変更のお知らせ 2006.08.31
 「アクセス☆トップ10」ではこれまで、1週間のアクセス数を集計する設定でしたが、昨日から2日間の集計に変更しました。

(強調は引用者)
お知らせを見ると確かに「アクセス☆トップ10」の仕様変更について書かれていますが、全く仕様変更の理由が書かれておらず、更に、「昨日から」という事後報告。機器の障害などが事後報告になってしますのはやむを得ないと思いますが、こういった仕様変更がなぜ事後報告になってしまうのでしょうか。
このお知らせの掲載日は8月31日ですから仕様変更は8月30日ということになります。8月28日に創刊してから2日間しかたっていないのに、1週間のアクセス数を2日間の集計に変更した理由はなんなのでしょう。”今、「アクセス☆トップ10」に掲載されている記事をリセットしたかった”と思われても仕方がないような気がします。

木村幽囚記: ( ´H`)y-~~オーマイニュース祭り、韓国に飛び火

原文
http://www.chosun.com/international/news/200608/200608310350.html
翻訳
http://j2k.naver.com/j2k.php/japan/http://www.chosun.com/international/news/200608/200608310350.html

朝鮮日報8月31日)

oh my news代表, 日本でセクハラ口舌運

呉代表のセクハラ発言は上記の記事とともに韓国でも報じられましたが、セクハラ発言そのものには言及せず、一部の嫌韓派のコメントであるとまとめています。

これに対してoh my news李炳銑副局長は “一部嫌韓ネチズンたちがoh my news日本進出の時から悪意的なデッグルをつけている”と “セクハラデッグルもそんな流れから出たこと”と説明した. 実際に韓民族全体をひっくるめて責めるデッグルがかなり多い数だった.

今回のスクープ記事?をきっかけに明らかになったことは、

  • 呉代表のセクハラ発言
  • セクハラ発言を問題視せずそのまま記事に掲載する記者と編集者
  • 一次情報を実名報道することによる記事内容の高い信憑性
  • 自らの組織のトップによるセクハラ発言に何もコメントしないオーマイニュースの自浄能力の低さ
  • 何も説明せずに「アクセス☆トップ10」の仕様を変更するオーマイニュースの閉鎖性
  • 韓国人のセクハラ発言に対する日本人の批判を、反韓派によるコメントにすりかえる朝鮮日報

だと思う。

確かに今のオーマイニュースは多くの問題点を抱えているが、上記3番目の「一次情報を実名報道することによる記事内容の高い信憑性」は、基本的に新聞記者による2次情報しか報道できない新聞社などの既存メディアに対する優位点だと思うので、他の問題点を改善し社会にとって価値あるメディアになって欲しいと思う。