いじめによる自殺をなくす確実な方法

いじめによる自殺をなくす恐らく現時点で唯一可能で確実な方法は、「学校に行かない」以外にないと思う。
そもそも死ぬよりつらい目に遭うのが分かっていて、学校に行くのは非常識も甚だしい。仮にいじめに耐えて学校を卒業できたとしても、普通の人の卒業と同じ価値しか得られない。全く、命を賭ける価値があるとは思えない。そこまでして学校に行くのは、マインドコントロールの一種ではないだろうか。
いじめに気がついた親は学校の先生に、いじめを無くして欲しいとお願いに行くらしいが、子供と同様に親もマインドコントロールにかかっているとしか思えない。どうして教師にはいじめを無くす特殊能力が備わっていると思えるのだろうか。もし、教師にいじめをなくす能力が備わっているのであれば、日本からいじめがなくなっているはずである。仮に教師がいじめの現場を目撃したとしても、見て見ぬふりをするか、ふざけあっていると思うか、せいぜい注意するくらいだろう。この時、いじめの現場を目撃された生徒は、今後は見つからないようにもっと気をつけるに違いない。
教師にはいじめを無くす能力が無いだけでなく、いじめを無くして欲しいと頼まれた時の拒否権すらない。父母から依頼されれば、ダメと分かっていても「分かりました」と言うだろう。教師にとって、他にどんな回答が許されているというのだろうか。

もし、子供が命に関わる病気にかかった時、両親はそれこそあらゆる手段を尽くして子供を救おうとするだろう。それが、同じ命に関わることでも、いじめの場合には、何とかして学校に行かせようとし、教師に助けを求める。昨今、いじめが原因で自殺すると書かれた遺書が見つかっても、「いじめと自殺に因果関係があったとは言えない」などと言ってのける校長先生が後を絶たないが、これらの校長先生は私の常識からすれば既知の外のである。そんな学校に子供を預ける親の心境も理解できない。

命を賭けてまで学校に行って、どんな価値があるのだろうか。勉強なら家でだってできるだろう。おそらく、学校に行く理由は、子供は親に心配をかけまいとして、親は子供のためを思うのが半分、世間体が半分くらいなのではないだろうか。やはり、マインドコントロールの一種としか思えない。