オーマイニュースが閉鎖される時の言い訳
・CNET Japan Blog - 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点:平野日出木さん、本当にそれでいいんですか?(上)
・CNET Japan Blog - 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点:平野日出木さん、本当にそれでいいんですか?(下)
・OhmyNews:「この記事にひと言」欄への参加方法を改定します
4. 登録変更は、本日10日19時からスタートし、11月17日正午(昼12時)を期限とします。それ以降は、市民記者(すでに登録済み)の方と、現在オピニオン会員でこれから市民記者に登録変更される方が、コメント欄に書き込めるようになります。登録変更されないオピニオン会員の方は、期限後は、コメント欄には書き込めなくなりますので、これを機会にぜひ、市民記者への登録ご変更をお願いいたします。
(強調は引用者)
オーマイニュースの開始直後から多くの人が思っていたとおり、オーマイニュースはうまくいかず、アクセス数も伸び悩んでいる。
佐々木さんが一生懸命ががんばっているのは上記を読めばよく分かるが、運営者側には全然伝わっていないようなので先行きは暗いと思う。
たぶん、そのうちオーマイニュースは閉鎖される気がするが、その時の理由というか運営者側の言い訳を予想してみた。
- 多くの市民記者の方から多くの記事を投稿して貰ったのに残念だ。
- 某匿名掲示板などのユーザーが中心となって多くの誹謗中傷が投稿され、市民記者から多くの苦情が寄せられた。
- コメント欄の運用方法などをオピニオン会員とオープンな場で議論したが、結果的にうまくいかなかった。
- 運営者側にも意見の対立があり、オーマイニュース以外のニュース媒体で内部情報を記事にする人間もいた。
- 検索機能の追加などサイトの改善を続けたが、アクセス数の増加に繋がらなかった。
- 日本では有名人のサイトなど既存メディアで知名度の高い人のブログは人気があるが、一般市民の投稿記事にはあまり興味を示さない。
- 日本のネットコミュニティーは、同じ趣味の人同士は活発にやり取りを行うが、オーマイニュースのような市民ジャーナリズムに対しては攻撃するか無視することが多く、議論を発展させることができないようだ。
- 日本はまだ市民ジャーナリズムは根付いていない。
主張のポイントは、
- 市民記者は被害者
- 運営者側はがんばった
- 誹謗中傷ばかりするネットコミュニティさえいなければ、うまくいった。
だと思う。
佐々木さんは上記の記事の中で「……しかし私は、まだこのオーマイニュースという場所の可能性に一筋の光明を期待している。」と書かれているが、もし本当に失われた信頼を回復するには、佐々木さんに全権を委ねるくらいのことをしないと無理だろう。