左利きの愚痴

8月13日は世界的に左利きの日と決まっていたらしい。
自分も左利きだが子供の頃に親に矯正されて、鉛筆や箸は右手でしか使えなくなっている。左手で字を書いている人を見るととても不便そうなので、右手に矯正して貰ったことは感謝してたりする。

ただ、鉛筆や箸を右手で持っていても左利きであることには変わりなく、ボールを投げたり思いモノを持つときは無意識のうちに左手がでるし、そのために不便なことはいくつかある。それらをいくつか書いてみる。

自動販売

これまで見てきた自動販売機は全てコインの投入口は右側に付いていた。これは右利きの人は普通、コインを右手で入れるからだと思う。自分を含めて左利きの人はモノを取り出すときは左手で取り出すので、財布からお金を取り出すのは左手なので、自動販売機にお金を入れるときは、左手をクロスさせることになる。
たぶん、右利きの人はお金を右手で入れれば済むだけの話と思うかも知れないが、お金を右手で入れるには財布から右手で出さなければならず、そのためには財布を左手で持たなければならない。つまり、今まで無意識でやっていた生活習慣を変える必要があり、それは難しい。

駅の自動改札

以前から困っていたのが駅の自動改札。
自動販売機で切符を買うと、下の受け皿に切符が出てくる。その時に無意識に左手で切符を取ってしまう。これは全ての間違いで、自動改札機の直前で切符を左手に持っている自分に気づき、そのまま腕をクロスさせて切符を入れていた。非常に不便だった。
それも、Suicaになってからは右手で扱えるようになったので、この昔からの悩みは解消した。
しかし、バスに乗るときの券や降りるときの支払いの両方とも、右側に付いているため、やはり不便。

その他

改めて考えてみると、身の回りにあるものの多くは右利きの人が使いやすいように作られている。
昔のリモコンが無かった頃のテレビもチャンネル切り替えのダイヤルは右側にあった気がするし、公衆電話のコインの投入口も右側だし、自転車のライト(発電機)も右側に付いている。たぶん、パソコンのキーボードのテンキーが右側についているのも右利きを想定しているからだろう。

まとめのようなもの

人の手が2本ある以上、どちらかの腕が利き腕になるのは当然だし、どちらかに利き腕が偏るのも仕方がないと思う。しかし、理屈はそうなのだが、いざ、不便を感じると何とかならないものかなと考えてしまう。