迷信国家ーニッポン

Wii投票チャンネルで、世界全体を対象にした「ワールドアンケート」の結果がでていました。今回のアンケートのタイトルは「占いは・・・」で、「信じる」「信じない」の二者択一となっています。

全体としては

  • 信じる:30.1%
  • 信じない:69.9%

で圧倒的に「信じない」が多いという結果になりました。
男女別では

  • 男 信じる:24.6%、信じない:75.4%
  • 女 信じる:41.9%、信じない:58.1%

という結果で、女性の方が占い好きということみたいです。

さて、問題なのは国別の結果です。予想通りというべきか、残念ながらというべきか、最も占いを信じている人が多い国は日本でした。
以下が「占いを信じている人の多い国ーベスト10」です。
※割合はテレビに表示されているグラフを定規で測っただけなのでアバウトです。

  • 占いを信じている人の多い国
順位 国名 割合
1 日本 47.0%
2 ペルー 40.7%
3 パナマ 40.3%
4 コロンビア 38.1%
5 ベネズエラ 36.6%
6 メキシコ 34.8%
7 ブラジル 28.8%
8 カナダ 27.0%
9 グアテマラ 26.6%
10 スペイン 25.1%

並み居る途上国に大差をつけて日本がトップです。ほぼ国民の二人に一人は占いを信じているという結果です。男女別では女性の方が男性の2倍近く占いを信じてることを考えると日本女性の6割以上の人が占いを信じてそうです。とても技術立国とは思えない結果です。
この結果は、日本のテレビ関係者の方々の努力のたまものではないかと私には思えます。何年もの間、毎日毎日、意味深な言葉と心地よい音楽で国民を洗脳し続けた成果ではないでしょうか。
こういう結果を見ると、霊感商法による被害が後を絶たないのもやむを得無いとも思えてきます。

逆に占いを信じている人の少ない国のベスト3は以下になります。

  • 占いを信じている人の少ない国
順位 国名 割合
1 フィンランド 12.5%
2 ドイツ 15.5%
3 オーストリア 16.2%

※割合は占いを信じている人の割合

どうもヨーロッパでは占いは余り信じられていないようです。占星術発祥の地(アラブ文化圏)に近いヨーロッパでは人気がないのに、遠く離れた日本で人気というのは不思議な気がします。


追記(2011/07/12)

松本龍・前復興担当相が辞任前に「私はちょっとB型で短絡的なところがある」と、血液型に触れて釈明したことが、海外で関心を呼んでいる。血液型による性格判断になじみがない欧州メディアは「失敗を血液型のせいにできるのか」と驚きを隠さない。

「血液型による性格判断になじみが」あるのは、世界で日本だけだという事実により多くの日本人が早く気づくことを切に願う。