ストレッチ

数年前までストレッチに凝っていたことがある。初めて2〜3年くらいの時には開脚前屈で胸とお腹が床に付いたし、そのまま腰を床に付けたまま足を180度開いて閉じる、つまりうつ伏せにすることもできた。前後も真横も180度、足を広げることができていた。
過去形なのはストレッチをさぼっていたので今は全くできなくなってしまったから。
WiiFitでヨガをやっていたら、また、ストレッチをやってみようと思ったので、ストレッチに凝っていたときに見つけた自己流のコツを書いてみようと思う。

理屈

最初、漠然と前屈をしても効果が出なかったので、自分なりにどうすれば身体が柔らかくなるか考えてみた。要は筋肉の緊張が解ければ繊維が伸びて「身体が柔らかい」状態になるはず。では、どうすれば筋肉の緊張が解けるのか。以前に肩の緊張をほぐす時は「ぎゅー」と数秒間、肩を上に上げて、一気に力を抜くと肩の力が抜けるという話を聞いたことがあったので、他の筋肉でも同じ様にできないかと考えた。筋肉の緊張を解くには、一度強く緊張させれば良い。

楽をする、無理をしない

身体はたくさんの筋肉で構成されている。だから前屈のように普段しない姿勢になるとたくさんの筋肉がびっくりして緊張・収縮してしまう。ストレッチは無理をせずに少しずつ楽な姿勢から始めた方が良い。例えば、床に足を伸ばして前屈する場合は、片足はあぐらをかくように曲げた方が楽だし、伸ばしている方の足も最初はある程度曲がっていた方が良い。要は筋肉の緊張を取ることが目的なのだから、できるだけ楽に筋肉を伸ばせる姿勢がよい。

息を吸いながら全身に力を入れ、息を吐きながら全身の力を抜く

まず、片足を伸ばして座る。自然に手を前に伸ばして足の上に置く。大きく息を吸いながら身体を緊張させる。それ以上、息が吸えなくなったら、息を吐きながら身体の力を抜いていく。そうしたら、足の上に置いている手が少し前へ進む。これを手が進まなくなるまで繰り返す。ポイントは息を吸うときに身体に力を入れて身体が起き上がらないようにすること。
息を吸うときには全身が風船で膨らむのを力ずくで押さえ込むイメージを持つ。逆に息を吐くときには風船の空気が抜けてぺちゃんこになるのをイメージする。
これを5、6回くらい繰り返すと息を吐いても姿勢が変わらなくなる。そこが今の限界なので、無理をしてそれ以上身体を曲げたりしないようにする。また、勢いをつけたり、力ずくや、誰かに手伝って貰うのも止めた方が良い。自分の身体がそれ以上曲がらないと言っているのだから、無理をしない。
この手順でストレッチを右足、左足、両足と続ける。また、次に書くように足や身体の向きを変えてやってみる。

あの手この手

一つの方向にばかり身体を伸ばしても、そのうち行き詰まるので、いろいろな姿勢を試してみる。例えば片足を伸ばして前屈する場合でも、伸ばした足の右側に身体を倒す場合、足の上に身体を倒す場合、足の左側に身体を倒す場合とで、伸びる筋肉は変わってくる。また、足のつま先が右、真上、左を向いている場合でも変わってくる。
ストレッチはすぐに効果は出ないし、たぶん、そんなに楽しいものではないので飽きてくると思う。それを避けるためにもいろいろ試しながら続けていくのが良いと思う。
ここでは前屈についてのみ書いたが、他の筋肉も同じように伸ばしていく。

その他

スジが痛いときは無理に伸ばさない方がよい。ただ、さぼり癖が付くとそこで挫折しやすいので、形だけでも何かした方が良いと思う。また、ストレッチはできるだけ滑りやすい場所でするのが良い。例えば、ヨガマットは滑らないらしいので、力を抜いても身体が伸びないので、ストレッチには向かないと思う。