オーマイニュースからオーマイライフへ、市民記者はスーパー市民記者へ

オーマイニュースは9月からニュースの看板を下ろし、生活密着情報にフォーカスしたオーマイライフにリニューアルする。
しかしその実態はサイトのリニューアルという生やさしいことではなく、全社員の一時解雇と再雇用によるリストラということらしい。

そして、今度はオーマイニュースから以下のような追加アナウンスが出た。

次の条件を満たすと市民記者は「スーパー市民記者」に格上げされて原稿料が従来通りに維持されるらしい。それ以外の記者は原稿料は1/3に減額される。

・直近3カ月の記事掲載本数が6本以上、かつ、
・採用率(=掲載本数/投稿本数)が、70パーセント以上

または、

・これまでの記事掲載総本数が5本以上、または、
・これまでの獲得ポイントが5000ポイント以上

さらにスーパー市民記者には編集部から取材・執筆依頼があるとのこと。

 たとえば、「すまい」のカテゴリーで、「スーパー市民記者」の方に、「モデルルーム1泊宿泊」を体験していただき、後日、体験レポートを書いていただく──といったイメージになります。

「スーパー市民記者」は格安の原稿料で良質な記事を書いてくれる「商品テスター」に見える。

ニュースのたねに今回のリニューアルに関する感想があった。

私は確かに生活者ではありますが、同時に意見表明権を持つ市民でもあります。平野編集長には、今後生活に密着したニュースサイトにしていく上でも、生活者として内外のニュースに意見する自由を、引き続き認めて頂くことを強く求めるものであります。
(中略)
それに、オーマイライフの最初のテーマが「マネー」と言うのは、あまりにも少な過ぎます。私も細かいお金のやりくりをしながら生活していますが、それ以外に伝えたいことも出てくることでしょう。
そんな時に、「人が服に合わせる」なんて芸当は難しいでしょう。
ですからテーマについては、「マネー」以外にも複数ご用意頂けませんでしょうか?

http://www.ohmynews.co.jp/draft/20080806/27735

8月6日時点の記事なので最初のアナウンスしか情報がなく、仕方がないのかもしれないが、へ編集部はオーマイライフが新聞社のような「ニュースサイト」でないことや、市民記者が「ニュース記者」でないことは、きちんと説明した方が良いと思う。「スーパー市民記者」という名称から考えると、編集部としては意図的にそういう誤解をさせてるのかもしれないが。

そう言えば、今は記事が削除されてしまっているがジャーナリストにあこがれてオーマイニュースに入社した記者の記事が掲載されていた。この人は今でもオーマイニュースで働いているのだろうか。

私は今年の春に大学を卒業したばかりですが、学生時代からずっと「ジャーナリストになりたい!」と思ってきました。

http://www.ohmynews.co.jp/blog/archives/2006/06/post_17.html
ジャーナリズムの本質とは - うつせみ日記 (Utsusemi Nikki)