日本的経営が生み出す淀んだ川

以下のエントリとYouTubeを観た感想。

清流の水が綺麗なのは常に新しい水に置き換わっているから。もし、半分以上の水が流れずに滞留するようなことになれば、水は腐りやがてドブ川へと変わり果てるだろう。

人も同じ組織に留まり続ければ、おかしくなっていく。以下は中国の例だが、どこの国でも同じ事が言えるだろう。

中国の多くの王朝にとって、官僚制の腐敗が滅亡の大きな要因となっている。歴史書を読めば、一目瞭然である。官僚制とは、統治に必要だが、間違いなく腐敗する。

官僚制と腐敗: いわでもの記

日本では、正規雇用社員を定年まで雇用する終身雇用の仕組みが残っているため、不況になると契約を切られる非正規社員が問題視されている。しかし、より深刻な問題は、人が同じ会社に留まり続けるために、会社が変わらない、もしくは新しい会社が生まれないことではないかと思う。