携帯電話を巡るプラットフォーム競争
IT業界では昔からプラットフォーム競争がありました。有名なものでは、Windows対MacのOS競争やIE対Netscapeのブラウザ競争、SDカード対メモリースティックのメモリカード競争などです。それぞれの競争の結果は明確にどちらが勝った負けたとは言えないもので、一見勝ったように見えたとしてもその企業の将来が保証される訳でもありませんでした。例えば、パソコンOSの主流はWindowsで今後も変わらないでしょうが、パソコン市場の将来性は明るくなく、新OSの売れ行きも芳しくなく、将来有望なスマホ市場でWindowsは苦戦しています。
特に新しい機能追加がなくなり、低価格化と小型化が進むパソコンを巡る競争はほぼ勝負がついたと考えて良いでしょうが、携帯電話の世界は今でも激しい競争が続いており、目が離せない状況です。