書評

個人的におすすめのWEB漫画まとめ

最近はネットで読めるWEB漫画も増えてきました。自分もまとめサイトなどを頼りに拾い読みしていたのですが、それなりというのもあれば書店で販売されているものより面白いものなど千差万別です。今回は1話からすべて読め、かつ個人的にオススメな作品をリス…

魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」

魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」目次 (ネタバレを避けるため目次にリンクしています。) ネットの、それも2ちゃんねるのまとめサイトの小説のレビューです。読み終わるまでに休日込みで3日程度かかりましたので、かなりの大作です。文…

不健全なのに良書「放課後のカリスマ」

たまたま本屋で目について読んでみたら当たりだった漫画(現在1〜3巻まで発売中)の紹介です。設定は、過去の偉人達がクローン技術によって生まれ変わり同じ学園内で生活しているという安易とも取れる設定だったのですが、その設定に振り回されることなく…

アイの物語

陳腐な表現で申し訳ないのですが、とても面白かったです。「ロボット」「人工知能」「チューリングテスト」「我思う、ゆえに我あり」「胡蝶の夢」、そして「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」などのキーワードに惹かれる人ならまず間違いなく楽しめると思…

殻都市の夢(著者:鬼頭莫宏)

たまたま本屋で見つけた本が面白かったので紹介してみます。漫画の本です。18禁マークもありませんし、表紙もいたって普通ですが、そっち系の描写が何ヶ所かあるので読む場所には気をつけることをおすすめします。

ケータイ小説という疑似体験 −あたし彼女(著:kiki)−

話題の第三回日本ケータイ小説大賞受賞作品「あたし彼女」を読んでみた。ネット上では、ホットドックの早食いみたいな読み方をしたりとか、上っ面の言葉だけを見て茶化してみたりとかといった感想が多いので、変に誤解している人もいると思う。そういう人の…

竜を愛でる少女の物語 −竜の夏(著:川又千秋)−

まえがき 前のエントリに書いた通り、現行の著作権法が本を死蔵させることによって人々の記憶から本を消し去ろうというのなら、その対抗策として自分の最も気に入っている本や好きな本を紹介しようと思う。 そして、最も気に入っている作品がこの「竜の夏」…

物語の可能性を広げてくれる希有本−PSYCHE(プシュケ)ー

PSYCHE (プシュケ) (スクウェア・エニックス・ノベルズ)作者: 唐辺葉介,冬目景出版社/メーカー: スクウェア・エニックス発売日: 2008/07/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 29人 クリック: 950回この商品を含むブログ (85件) を見るさあ? グロテスク…

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)作者: 西村博之出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2007/06/29メディア: 新書購入: 18人 クリック: 338回この商品を含むブログ (335件) を見る

泣ける2ちゃんねる III

泣ける2ちゃんねる III (2ちゃんねるplusBOOKS)作者: 佐々木大柊,2ちゃんねる出版社/メーカー: コアマガジン発売日: 2007/05/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 447回この商品を含むブログ (13件) を見る近所のコンビニに置いてあった…

預言者ピッピ 第1巻

預言者ピッピ (1)作者: 地下沢中也出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2007/05/05メディア: コミック購入: 22人 クリック: 355回この商品を含むブログ (98件) を見る本屋に試し読み用の冊子があったので何気なく読んだら当たりだった。自分的には大当…

「おじいちゃん戦争のことを教えて―孫娘からの質問状」

おじいちゃん戦争のことを教えて―孫娘からの質問状 (小学館文庫)作者: 中條高徳出版社/メーカー: 小学館発売日: 2002/08/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 115回この商品を含むブログ (12件) を見る61年前の戦争の一次情報、つまり戦争経験者の生の声を…

「グーグル―Google」を買わなかった理由と「ウェブ進化論」を買った理由

まず、タイトルに"書評"とありますが、書評になっていません。 本のことを話題にしているので"書評"としています。 また、これを書こうと思ったのは、「ライトノベルを読まない理由」を見たのがきっかけです。 「グーグル―Google」を買わなかった理由 以前に…

声の網 星新一著

私たちが何か見慣れないものを調べる場合、まず、いろいろな方向から見てみます。 自分で見られないときは人に見てもらったり、機械を使って超音波や赤外線で調べるという方法もあります。 今、私たちの目の前には「インターネット」という過去には存在した…